NFL・グリーンベイ計画

2006/01/27

憧れのグリーンベイ その8(最終回)

<さよならグリーンベイ>

プロショップでの買い物を終えて選手駐車場の前を通ると、何人かのファンが出待ちをしていた。寒いのによくやるなあと感心していると、2台の車が出てきた。少し遠かったので誰だかわからなかったが、彼らはファンに手を振ってくれた。誰なんだろう? いくらファンでも、ユニフォーム着てないと誰だかわからないものですから(いいわけ)。

ホテルに帰ると、地元テレビ局FOX11(ランボーのすぐ横に放送局がある)ではシャーマンHC解任を受けて次期HCを予想していた。HCの人選はファーヴの去就にかかわるので、コメンテーターも盛り上がっている。選手のコメントVTRも流していた。全部は聞き取れなかったが、DEカビア・バージャ=ビアミラ(通称KGB)は「がっかりしたけど、この決定には敬意を払う」と言っていた。

そのうち「Inside the Huddle with Donald Driver」という、WRドライバーを招いたトーク番組が始まった。あ! この人「出待ち」で手を振ってくれた人に似てる! ドライバーだったの!? そしてさらにKGBがゲストで出てきた。2台目の車の乗ってたのはKGBだったのか!? あー、あの時気づいていれば。

*実は確証ないです。この番組が生放送なのかどうかもわからなかったし。

そんな感じで夜中までテレビを見続けて、グリーンベイ最後の夜が更けた。

翌日1月3日朝5時、ホテルをチェックアウトをした。デトロイト行きのフライトは7時発。5時半に空港行きの車を出してくれるということで、ロビーでしばらく待つことにした。フロントのお兄ちゃんがコーヒーを入れてわざわざ持ってきてくれた。やさしいなあ、ウィスコンシンの人。やっぱりいいところだ。コーヒーを飲みながらロビーから真っ暗な外を見ると、何かが飛び跳ねた。野うさぎだった。すぐ近くで、夢中で草を食べている。のどかだなあ、ウィスコンシン。ほのぼのとした気持ちになった。

5時半、空港行きの車がやって来た。

ちょっと遠いからまた来れるかどうかわからないけど、本当にいいところだった。ファーヴも観れたしパッカーズは勝ったし、人はやさしいし。

Lombardi Avenue を西に向けて、車は走りだした。
さよならグリーンベイ。

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「グリーンベイ計画」「憧れのグリーンベイ」の2シリーズを長期にわたり書いてきました。これで終了です。私がグリーンベイ行きを決めた時、現地の情報が思いのほか見つからず「ならば私が自分の経験を記事に残そう」と思い立ったのが執筆のきっかけでした。有益な情報だけでなく、主観的なこと・些細なこともだらだらと書いてきたので読みにくいところもあったと思います。最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

*さあ、これでやっとプレイオフ・レビューが書ける(遅!)。

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2006/01/21

憧れのグリーンベイ その6

<スタジアムツアーとHall of Fame> 2006年1月2日

翌日、1月2日。スタジアム・ツアーと Packers Hall of Fame に行く。

ランボー・フィールド内には「ランボー・フィールド・エイトリウム(Lambeau Field Atrium)」という施設があり、そこに「Hall of Fame」をはじめグッズを売っている「Pro Shop」やレストランが入っている。スタジアム・ツアーはエイトリウムのロビーからスタートする。チケットは、Hall of Fame のカウンターで購入する。大人8ドル。

ランボー・ツアーのすごいところは、その開催回数。シアトルのクウェスト・フィールドでは1日に2回しかツアーを開催していない。きちんと調べていないが、他の多くのスタジアムでもその程度の回数だと思う。ところがランボーでは、試合の前日と翌日は朝から夕方まで15分刻みでツアーがスタートしているのだ。「いつ行ってもツアーに参加できる」という状態になっている。それ以外の日にも1日4回は開催されているようだ。すごい。

私は10時からのツアーに参加した。私の他に10名ほどの参加者がいた。ガイドは2人のおっちゃん。まずツアーの「お決まり」で、どこから来たかを言わされる。「ミズーリ」「この近くから」、そして私は「ジャパン!」 驚く参加者。しかしガイドのおっちゃんは驚かない。「過去にはアイスランドやチリやアルゼンチンや・・・(あまりにも多くの国を言ったので全部覚えてない)、そんなところからも来ているよ」ということだった。私も含めてその人たちは、パッカーズという偉大なチームがなければ一生グリーンベイにやって来ることもなかっただろう。

ツアーはちょうど1時間。こんな行程だった。

・外の銅像(ランボーとロンバルディ)を見ながら、チームの歴史について
・スカイボックス
・メディアルーム前
・ロッカールーム前
・選手入場口からフィールドへ
・Oneida Nation Gate を出て、ドン・ハットソン・センターの説明

メディアルーム前では、ガイドのおっちゃんが「静かにね」と言っている。「インタビュー中です。お静かに」という看板も出ている。試合翌日だし、記者会見中なのか(その時はその程度しか思っていなかったが、後に重大な記者会見だったことが判明)。

フィールドに出た時は感動した。ファーヴもこの選手入場口から出てきたのか。芝の生えている所には入れないので、ラインの外からフィールドを眺める。ガイドのおっちゃんが記念写真を撮ってくれる。私もフィールドを背に、1枚撮ってもらった。撮影が終わり戻る時、通路のコンクリートにたくさん土が上がっていることに気づく。選手のスパイクについた土がここに残されているのだ。土には芝がくっついている。いかにも天然芝のスタジアムっぽい光景だなと思っていると、ガイドのおっちゃんがこう言った。「芝の上には入れないけど、ここに落ちている芝は持って帰っていいよ」 笑う参加者。おっちゃんは続けて言った。「ほら、その芝、ファーヴが踏んだやつかもしれないよ!」 するとみな芝を拾い始めた。わかりやすいな。面白い。私もひとつまみ持って帰ってきた。あ、これを言ったら検疫にひっかかっちゃいますね(笑)。

ツアーが終わりおっちゃんと握手をしてもう一度エイトリウムに戻る時、参加者の女性が話しかけてきた。「あなた日本から来たの?」「うん。ファーヴが最後かもしれないっていうから、試合を観に来たんだ」「へえ!」「みんな、私のことをクレイジーって言うんだ」「いや、すごい(awesome)と思うよ!」

という会話をしている時、頭上のテレビで「Breaking News」が入った。見ると「Mike Sherman Fired」というタイトルで、パッカーズのトンプソンGMが記者会見をしている。シャーマンHC解任。みな立ち止まり、釘付けでニュースを見ている。メディアルームで行われている記者会見って、これだったのか! 今テレビで見ている光景は、私が今いる建物の中、すぐそこで行われているものなのだ。テレビを見ている人々の空気は、何となく重かった。シャーマンHCがチームを去ればファーヴが引退すると憶測されているからだ。私もしばらくそのニュースを見ていたが、音声が小さく何を言っているのかよくわからなかった。

気を取り直し、Hall of Fame へ。まず20分ほどのVTRを見る部屋に通される。パッカーズの歴史をまとめたものだ。映像があるので内容は把握でき、なかなか感動的なつくりになっているのだが、私のリスニング能力では細かいところまでは聞き取れない。勉強しないと。それが終わると展示室へ。チーム創設から現在まで、様々な説明と展示物がある。ロンバルディ時代のものが多い。私は1990年代以降しか詳しいことがわからないのでちょっと残念。

ファーヴとレジー・ホワイトがやってきた頃や1996年シーズン(スーパーボウル制覇)の展示が楽しい。彼らのユニフォームやスパイク、彼らが表紙を飾った雑誌などがガラスケースに収められている。その近くでは「ランボー・リープ」の起源について、VTRが流れている。ある試合でレジー・ホワイトがファンブルボールを拾い、リロイ・バトラーにパス。バトラーはそのままエンドゾーンまで持っていき、TD。大喜びするファンが目に入り、バトラーは思わず客席に飛び込んだ。それが「ランボー・リープ」の始まりだということだ。その試合のVTRが流れている。興味深い。

最後の部屋では、ロンバルディ・トロフィーが展示されている。おそらくレプリカ。3つ並ぶ光り輝くトロフィー。このチームの栄光そのものだ。

Hall of Fame を出ると、突然女性が話しかけてきた。「私は Green Bay Press-Gazzette 紙の記者ですが、シャーマンHCが解任されたことについてどう思いますか?」と言っている。突然のことで舞い上がってしまい、「ごめんなさい。日本から来ているので、英語で上手くコメントできるかどうか・・・」と断ってしまった。後になって「何でもいいから言っておいたら、明日の地元紙に載っていたかもしれなかったのに!」と後悔した。あー、しまった(笑)。

昼食時だったので、エイトリウム内のレストラン「Curly's Pub」へ。BBQポーク・サンドイッチを頼んだが、これが超ビッグサイズ!! 食べきれず、お持ち帰りにしてもらう。海外の一人旅では、いつも食事に頭を悩ませている。一人でレストランに入るのも気が引けるので、シアトルではデリやフードコートでテイクアウト(To Go)してホテルで食べていた。グリーンベイでは珍しくレストランに入ってみたものの、結局お持ち帰りだし。

サンドイッチを置きにいったんホテルに戻り、再びエイトリウムへ。目的は「Pro Shop」だ。ポロシャツやキャップ、ファーヴの自伝本などを買う。そしてしばらく悩んでから、ヘルメットを買ってしまった。さすがにオーセンティック(約2万6千円)は高いので、レプリカ(約1万2千円)にした。それでも高いけど。よく考えてみると、一人グリーンベイに行って試合を観て、ヘルメットまで買ってスーツケースに入れて帰国する女ってちょっとあり得ない(笑)。自分で言うのもなんですが、なかなかレアな存在ですね、私。バカです。

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2006/01/18

憧れのグリーンベイ その5

<テレビっ子>

試合からホテルに戻ってきて、その後はずっとテレビを見ていた。地元テレビ局やスポーツチャンネルESPNでは、今日の勝ち試合の様子とともにファーヴとHCシャーマンの去就について放送していた。

レギュラーシーズンの試合がすべて終了したこの日、いくつかのチームでHCの解任があった。ミネソタのタイス、セントルイスのマーツ、ヒューストンのケイパース。KCのバーミールは勇退。バーミールが感極まり泣きながら記者会見をしている様子に、ちょっとしんみりしてしまった。

そして引退する選手も。ディオン・サンダース。そしてジェローム・ベティスも引退濃厚だと報道されている。そしてファーヴも? この3人、私が好きな選手ばかりだ。みんな個性的。私がNFLを見はじめた10年前から活躍している。彼らがみな今年で引退するのなら、ここでひとつ時代が変わってしまうと思った。

それはそうと、アメリカのテレビはとにかく楽しい。だって土日は一日中フットボールばかりやってるんだから! 年末年始はカレッジのボウルゲームもある。テレビを見ていたらあっという間に一日が過ぎてしまうんじゃないだろうか。

しかも、ESPNに「ESPN Classic」というチャンネルが加わっていて、過去の名試合・名勝負を放送していた。この時期はローズボウル直前ということで「ローズボウル・マラソン」と称して過去のローズボウルを延々と放送していた。夜中目が覚めてテレビをつけたら、1993年のローズボウル「ワシントン大学 vs ミシガン大学」をやっていた。半分寝ぼけながら観ていたが、そのうち釘付けになってしまった。

ワシントン大学のQBがマーク・ブルネル。うわー出た、シアトルの英雄! 対するミシガンはQBがエルビス・ガーバック、RBがタイロン・ウィートリー、CBはタイ・ロウ。うわー、すごいすごい! みんな若い! しかも試合は4Qで31-31の同点。ミシガンがTDを取って31-38とリードしたものの、残り1分でワシントンのボールになった。しかもミシガンのパントをブロックしたので、絶好のフィールドポジション。うわー、すごい展開!

・・・とエキサイトしてしまい、結局最後まで観てしまって睡眠不足。

試合はブルネルのパスが通らず、31-38でミシガンの勝ち。こんな調子でエンドレスにスポーツを放送しているESPN。アメリカに住んでいたらこればっかり観ているだろうな。観るために仕事サボったりしそうだ(笑)。情報量が少ない日本に住んでいて、これはこれで良かったのだろうと思った。

*日本でもCSやCATVで観ることはできるけど。私は未加入です。NHK-BSのみ。
  加入していたら、シーズン中の月曜朝は常に有休か?(笑)

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2006/01/14

憧れのグリーンベイ その4

<Game Day> 2006年1月1日

今回の観戦旅行は Packer Fan Tours の「All-Pro Package」を利用しているのだが、このパッケージには試合チケットや宿泊の他に「お土産交換チケット」「テイルゲート・パーティ参加チケット」も付いている。まず朝一番にホテルのロビーでお土産をもらってきた。Tシャツだった。一番小さいサイズをもらったが、やはり私には少し大きめだった。ロビーではソフトドリンク飲み放題。コーヒーを飲みながら今日の計画を立てる。Packer Fan Tours ではツアー参加者のため、試合前日と当日に「ホスピタリティ・デスク」をロビーに設置している。私もプロショップの開店時間を聞くなど、計画を立てるのに利用させてもらった。便利で心強いです。

まずプロショップで身につけるものを買い、その後テイルゲート・パーティに参加するという順序で試合開始までの時間を過ごすことにした。

ホテルを出て、ランボー・フィールドへ向かう。ホテルのすぐ裏に「ブレット・ファーヴ・ステーキハウス」があり、それを過ぎると屋外練習場「レイ・ニチキ・フィールド」と屋内練習場「ドン・ハットソン・センター」がある。するともうそこがランボー・フィールドだ。要するに、何もない広いところにスタジアムと練習場がドーンと建っているのである。ランボーには入り口が4つあるのだが、そのうち「Oneida Nation Gate」に着いた。とうとう来ました、ランボー・フィールド。茶色と緑の外壁で、落ち着いた色合いのスタジアム。広い駐車場を横切り、プロショップへ向かおうとしたら・・・。

金網に人だかりができている。その向こうは選手の駐車場で、朝早くからファンが張り込んでいるのだ。「張り込み」「出待ち」は嫌いではないので(笑)、いいなーと思いながら歩いていたら、大きな歓声が上がった。そして「やめないでー!」というファンの叫び声が。もしかしてファーヴ!? 気づいたら私も走っていた。時間にして0.5秒くらいだったが、車の隙間から白人の選手が見えた。たぶんファーヴだったと思う。朝から縁起がいいぞ!

そこを過ぎると、すぐにプロショップがある。開店してまもない時間に行ったのに結構混雑していた。お土産など大きな買い物は翌日にすることにして、ニットキャップと手袋(もちろん色はグリーン&ゴールド)を買う。

キャップと手袋を身につけ、テイルゲート・パーティへ。場所はホテル裏の「ブレット・ファーヴ・ステーキハウス」の横(屋外!)。このパーティには観戦ツアー参加者が入場可能だが、私が着いたらすでに大混雑。食べ物が残ってるかなぁと不安になったが、まったくの杞憂。すごい量のパンが積み上げられていて、セルフサービスでハンバーガーやホットドッグを作るようになっているのだ。その他にもコールスローやジャンバラヤが山盛りになっている。アメリカっぽい。

DJがいて、音楽をかけている。参加者はビールを飲み、盛り上がっている。一人で来ている人はほとんどいないようだった。そりゃそうだけど。

私もホットドックを食べ、ビールを飲んだ。さすがに屋外でビールは寒かった・・・。飲み物はアルコール(ビールとアイリッシュ・コーヒー)しかないようだった。もっと食べて飲んで楽しみたかったのだが、喧騒の中で急に寂しくなってしまった。一人旅には慣れているのだが、この旅で唯一「誰かと一緒だったら楽しかったのに」と思った瞬間だった。

寂しくなってしまったので、スタジアムに行くことにする。

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2006/01/11

憧れのグリーンベイ その3

<とうとうグリーンベイ到着>

17時5分、グリーンベイ行きの便が離陸。やっと。

外は雨で暗く、通路側の座席なので外は見えない。乗客の中には明日の試合を観にいくと思われる人もいる。パッカーズグッズを身に着けているのでわかる。隣席の若い女性はおそらく学生。ホリディが終わり、新学期のためにグリーンベイに戻るのだろうか。この便は満席だった。

約1時間のフライトで、グリーンベイ空港到着。想像していたとおりの小さな地方空港だった。何だか実感がわかない。ここがあのグリーンベイなんだよね?

預けたスーツケースを取りに行く。少し離れたところにいる若者グループが「Go! Pack! Go!」と叫びながらハイタッチをしている。この人たちも試合に行くんだな。それにしても、なかなか荷物が出てこない。結局出てこないのでノースウェストのカウンターに行くと、そこにあった。荷物だけ先に着いていたらしい。係の人に「これ、私のです」と言って、スーツケースをもらった。

「Ground Transportation」のサインから外に出ると、何もなかった。タクシーもいない。他には5~6人がいるだけ。荷物を取りに行くのに手間取って、タクシーを逃してしまっていたのだ。タクシー、本当に来るのか? 小さな地方空港。人もまばら。初めての土地・・・少し不安になった。

15分くらい待っただろうか。タクシーが来た。これを逃したら大変だと思い、急いで乗り込んで「Hilton Garden Inn」と行き先を告げた。

タクシーから外を見ると、ホリディシーズンなので道路沿いの家々がイルミネーションで飾られている。この家の子ども達が飾りつけたのかなと想像すると、大変ほほえましくて思わず見とれてしまった。

どのルートを通っているのか気になって標示を見ると「Packerland Drive」だった。ああ、やっぱりここグリーンベイだよ。少し実感がわいた。そしてこの通りを右に曲がると、そこは「Lombardi Avenue」だった。いよいよグリーンベイに来た!という感じがした。そのうち、右手にスタジアムが見えてきた。思わず運転手のおっちゃんに声をかけてしまった。

私 「あれ、ランボーフィールドだよね?」
運 「そうだよ」
私 「明日、試合に行くよ。ファーヴのファンで日本から来たんだ」
運 「えー、日本から! ファーヴのファンなのか」
私 「うん」
運 「彼の最後の試合になるかもしれないね」
私 「うーん、そうなのかな」
運 「そうじゃないことを願うけど」
私 「うん、私も」

そのうち、ホテルに着いた。乗車時間は10分ほど。料金は20ドル。部屋に入ってから気づいたのだが、これってぼったくり? 確か事前の情報では10ドルくらいだと聞いたような・・・。タクシーがつかまるか不安になっていたから、冷静でなかったのだろう。それにとても疲れていたし。瞬時に判断できないなんて、まだまだ私も修行が足りないな。

3泊する「Hilton Garden Inn」は、想像していたよりもこじんまりしたホテルだった。これでもおそらくグリーンベイ市内では大きい方なのだろうと思う。チェックインすると、フロントの人が「預かっているものがある」と言って何やらバッグのようなものをくれた。 「Packer Fan Tours」のスタッフ、Mary Granberg さん からだった(このリンクの下の方にスタッフ一覧があり、彼女の名前も載ってます)。手紙も付いていたので部屋で読むと、私の元に誤配されたチケットが無事返送されたらしく、そのお礼だった。頂いたのは Packer Fan Tour のロゴが付いた、コンパクトに畳めるスポーツバッグだった。大したことをしていないのに手書きの手紙とプレゼントをくれるなんて。人情を感じた。心がこもっている。「ウィスコンシンはいいところだ」と「Packer Zone」の方々がおっしゃっていたが、まさにそれを感じた瞬間だった。

まだ18時過ぎ。しかしすでにものすごく疲れていた。少し寝てからデトロイト空港で買ったサンドイッチの残りを食べ、また寝た。とにかく明日のために疲れをとっておかないと。憧れ続けたランボーフィールドでブレット・ファーヴに会えるのだから。

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2006/01/07

憧れのグリーンベイ その2

<デトロイト空港にて>

約12時間のフライトで、乗継地デトロイトには12月31日10:50(ET=東部時間)到着。アメリカは3回目(トータル滞在期間は5ヶ月弱)だが、行ったことがあるのはシアトル、ポートランド(オレゴン州)、LA、サンフランシスコ(飛行機乗継)、サンタモニカ(カリフォルニア州)と西海岸ばかりだったので、初めての中西部。デトロイト空港は小雪。外の気温は2℃。寒そう。

さて、入国審査。審査官はスキンヘッドのお兄ちゃん。
パスポートと入国書類、そしてグリーンベイへの搭乗券を持っていったら・・・。

審 「グリーンベイ? どうして?」
私 「フットボール観にいく。グリーンベイ・パッカーズ」
審 「!? グループで来てるのか? 一人?」
私 「一人だよ」
審 「!!??」
私 「試合のチケット見せるよ」(と言ってチケットを見せる)
審 「バート・スターか」(チケットにはバートの写真がプリントされている)
私 「そう。これに行くんだ」
審 「誰がプレイしてる?」
私 「ブレット・ファーヴ。彼の大ファンなんだ。だから観にいく」
審 「・・・。(パスポートを見て) アメリカに留学していたことがあるのか」
私 「だいぶ昔だけど」
審 「フットボールの試合を観るのは初めてか」
私 「いや、今年シアトルのクウェスト・フィールドに行った」
審 「ところで何の仕事をしてる」
私 「こーむいん」
審 「・・・そうか。ファーヴのファンなのか、そうかそうか、はいはい(呆)」

質問攻め! 全然信用されてません! 審査官、顔が真剣でしたから。きっと彼の家では「今日、ファーヴを観にわざわざやって来たクレイジーな日本人女性がいたよ。本当かなぁ。変な奴だったよ」と言われていたに違いない・・・。この人、ライオンズファンか?(怨・week14)

このような事情から、女性の方は入国審査で「フットボールを観にいく」と言わないことをお勧めします(笑)。もめますから。

* 一人で観にいく女性なんて、日本中探してもいないって!
  万が一いたらご一報を! 友達になりましょう(笑)。

そんなこんなで入国を果たしたものの、グリーンベイへの便まで6時間待たねばならない。これが大変でした。眠いし疲れているし、足はパンパンにむくんでいるし。しかしせっかくなので空港内をまわってみたら、これがとんでもなく広い!! 空港内シャトルもあり、動く歩道もあるけれど・・・。この空港、端から端まで走ったらおそらく「長距離走」の部類に入ります。何キロあるかな。向こうの端がはっきり見えないくらい長いですから・・・。

ショップは大変充実していて、グリーンベイに着く前にここで散財しそうになる。Motown Music のCDショップ、第40回スーパーボウルのグッズを売っているお店多数(デトロイトで開催されるので)、この2つのお店で大興奮。かなり我慢しましたけど。

ヒマすぎてインターネットカフェで時間をつぶす(15分5.25ドルって高すぎ!)。メールを送り、シーホークス・ファンサイト Hawks Nest のBBSに書き込みをした。カフェを出たら、やることも尽きてしまった。仕方ないので食事をとったら眠くなり、その辺のイスで寝てしまった。早く飛行機来てくれ! もはや頭によぎるのはこの言葉のみ。

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憧れのグリーンベイ その1

<グリーンベイ行きを決める>

大学生の頃、NHK-BSで深夜に放送されていたNBAをよく観ていた。そのNBAのオフシーズンにNFLが放送されていて、ルールもチームもわからないのにギリシャ語の予習をしながら(だって訳すのにものすごい時間がかかるから深夜になってしまって。ねぇcooさん!)だらだらと横目で見ていた。

そのうちルールもチームも選手もわかってきて、素人から見ても何だかスゴい豪快なQBのファンになった。ブレット・ファーヴ。グリーンベイ・パッカーズ#4。

さらにその後、このパッカーズがユニークな球団であるということを知った。市民球団。アメリカで最小のマーケットにあるプロ球団。歴史と栄光。日本にある某金満球団の在り方が大嫌いな私は、ファーヴだけでなくこの球団自体も魅力的だと思った。

小さな街に6万人以上入るスタジアム「ランボー・フィールド」があって、いつも満員になる。一体これはどういうことなんだ?と思いながら、それだけ地域に愛されていることにアメリカン・スポーツの奥深さとたまらない魅力を感じた。グリーンベイって、どんなところなんだろう? ランボー・フィールドの雰囲気ってどんな感じなんだろう?

いつか、ここに行ってみたいと思っていました。
でも同時に、こんな遠くて小さな街、行けるのかなぁと思っていました。

その後私はアメリカに語学留学をするが、選んだ街はグリーンベイではなくシアトル。これはスクールの立地条件等の理由からそうなった。その留学中にパッカーズは第31回スーパーボウルに勝った。この試合はテレビで観た。ファーヴの投げたパスがアンドレ・ライズンにヒットしていきなりTD、ファーヴがヘルメットを掲げながら駆けていくシーンは今でもはっきり憶えている。

そのファーヴが、今シーズン「引退の危機」と言われている。主力選手の故障、チーム(4勝12敗)と自身の成績不振(28INT=自己最多)、36歳という年齢・・・。

ファーヴのいるうちにグリーンベイ、そしてランボー・フィールドに行っておかないと。そう思ったら止まらない。試合チケットと宿泊を含むツアーの手配、航空券の手配、防寒対策・・・意外にスムーズに進んだ。「遠くて小さい街」は意外に近かったのだ。グリーンベイに憧れを抱いてから10年、その間に普及した「インターネット」の力がそうさせてくれたと思っている。ツアーもネットから申し込んだし、日本語ファンサイト Packer Zone の情報は本当に役に立ちましたから。

ということで2005年12月31日、NW70便でグリーンベイに向けて出発した。

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2006/01/05

謹賀新年 2006

遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。

本年も管理人yamaならびに当ブログ「人生は 3rd&longだ。」をよろしくお願いします。

昨年はNFLのレビューをすべての週に渡って書くことができました。我ながらよく頑張ったと思います。って言ってもシアトルとグリーンベイのことしか書いてないけど。

また昨年はブログを通じて多くの人と知り合えたことが収穫でした。春夏分野(音楽)でも、秋冬分野(フットボール)でも。今年もたくさんの方にコメントやトラックバックを頂けたら嬉しいです。昔からの知人友人の皆さんも、どんどんコメント書いてください。

さて、昨日グリーンベイから帰国しました。

思ったより寒くなかったですよ、グリーンベイ。

この一言でガッカリした人も多いかも(笑)。yamaが寒さに凍えているのを想像して「物好きな奴め!」と笑っていた人もいたかもしれませんが、防寒対策は皆さんの助言のおかげでバッチリでしたし、気温もそれほど下がらなかったし。それよりも今日の日本の方が寒かったのでは?? 私が住んでいる所では2~3cmほど雪が積もりました・・・。

さて、これから数回に分けてグリーンベイ観戦旅行について書いていきます。
内容は以下のようになる予定。

・入国(デトロイト空港)
・Game Day(week17 Seattle at Green Bay)
・Lambeau Field Stadium Tour
・Packers Hall of Fame
・シャーマンHC解任について
・アメリカのTV

とりあえず今日はここまで。めっちゃ眠い。
今日の午後はかなり眠くて仕事になりませんでした・・・。

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2005/12/25

グリーンベイ計画 その5

とうとう、「Packer Fan Tours」よりチケットが届きました。申し込んだ時、メールで「The game ticket will be shipped via FedEx 2 weeks prior to the game date」と言われていましたが、本当にきっかり2週間前にやってきました。何だか感心。

こんな座席です。

Section127、Row12、Seat17

奇数のセクションがアウェイチーム側(シーホークス)、偶数がホームチーム側(パッカーズ)となっているランボー・フィールド。セクション127なので、シーホークス側の席です。まあ、ホーム側の席なんてそうそう無理でしょう。シーズンチケットホルダーやもっとお金をつぎ込んでアップグレードした人のものでしょう。これに関して不満はございません。

チケットと一緒に座席表が入っていたので確認すると、セクション127は選手入場口に大変近い! よっしゃ! これでファーブが間近で見られるかも。わくわくしてきたぞ。

前から12列目。結構良いですね。「ランボー・リープ」で跳んできた選手の背中をバンバン叩くのは無理ですけど(笑)。席番号は17。でも広島市民球場の外野席みたいにベンチシートなので、隣の人との境界線はあいまいか?


何となく思い立って今年行ったクウェスト・フィールド(シアトル)のチケット半券と比べてみたら、驚愕の事実が!!(大げさ)

Section137、Row L、Seat17

セクションの数字がひとつ違い。違うスタジアムだからこれはいいとしても。Row Lということは、アルファベットを数えてみると12列目ってことだ。座席も17。まったく同じ。何だこの偶然。びっくりです。


それはそうと、ちょっとアクシデントが。

私のチケット以外に他人のチケットが2枚、紛れ込んでいたのです。ホーム側のもっといい席のチケットが2枚、「Garrett」という名前や5桁の顧客番号が書かれたメモとともに。その顧客番号は私の番号と大変近く、手違いで私あての封筒に入ってしまったに違いありません。

このチケットを誰かに売りつけて儲けたり、「チケット余ってるから一緒に行かない?」と急遽ツアーを組んだりできたのですが(笑)、パッカーズファンの同志である Garrett さんが困ると思い「Packer Fan Tours」にメールしました。すると FedEx の番号を教えてくれて、「この番号を使えば無料で送れるから至急チケットを返送してほしい」とのこと。

でも日本から FedEx で送るなんて、どうやったらいいんだろう? そう思って FedEx の日本のオフィスに電話したのですが・・・何だかよくわからない。まず、電話に出たお姉さんの対応が親切でない。事務的すぎる。活気もないし、サービスに不安を覚えてしまいました。しばらく説明を聞いたものの、やはり不安になって集荷を依頼せずに電話を切りました。結局、郵便局から送りました。「FedEx 専用の封筒を届けてもらい、その後集荷してもらって送る」のと、「今すぐ自分で郵便局に行って送る」のと、スピードを比べたらそれ程変わらないだろうという判断です。実際はどうなんでしょうかね。もし届くのが遅くなったら Garrett さん、ごめん。


とにかく、これで試合を観れます。チケットも航空券もあるし、旅行保険にも入りました。防寒もたぶん大丈夫。出発は大晦日。そろそろパッキングに取りかかります。

ちなみに旅行直前の12/28~29は兵庫に出張なんだよな~。ここで体調を崩さないように注意しなければ。

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2005/12/10

グリーンベイ計画 その4

私の悩みを聞いてください。

1.デトロイト空港で一体どうすれば?

航空券を本日受け取りました。こんなフライトです。akoさん、チケットThanks!

12/31 
関空 13:25  → デトロイト 11:20
デトロイト 17:05 → グリーンベイ 17:24

1/3
グリーンベイ 7:19 → デトロイト 9:37
デトロイト 13:05  → 関空 17:05(1/4)


往路のデトロイト空港で、6時間待ちだ!!

グリーンベイ行きはもう1本早いのがあったのですが、入国審査を考えるとギリギリになってしまうのでやめました。指紋や顔写真をとられるし、荷物の再検査もあるし、余裕を持ったフライトにしようかと。

しかしいくらなんでも6時間は余裕持ちすぎ(笑)。
何か良い過ごし方はないでしょうか?

デトロイトは今シーズンのスーパーボウル開催地なので、当初はフォード・フィールドのスタジアムツアー参加を考えました。しかし調べてみると、空港からダウンタウンまで結構時間がかかってしまい、ツアーの時間に間に合いません。また、ツアー参加ではなく外観だけ観にいくことも考えましたが、「デトロイトのダウンタウンって治安が悪い」というイメージを持っているので躊躇してます。実際はどうなのでしょう? 

ダウンタウンまでタクシーで40分、40ドル。スタジアムを見るのに40ドルは高すぎ・・・。


2.ウィスコンシンのお土産、何がある?

ひょっとして、パッカーズ関連以外にお土産はないのか!? 

パッカーズ以外でウィスコンシンの「名物」って何でしょう? ミルウォーキーはビールで有名ですね。あとは乳製品?(チーズヘッド!) 村上春樹だったか、エッセイで「ウィスコンシンには牛しかいなかった」という誤解を生みかねないようなことも書いてたし(笑)、やはり乳製品?

今年シアトルに行った時は、チョコレートなどありきたりのものやMLBシアトル・マリナーズグッズをお土産にしました。マリナーズなら、誰でも知ってますしね。

まあ、何もなかったらパッカーズグッズを買いまくるか、デトロイト空港かどこかでチョコレートくらい売ってるような気がするので何とかします(笑)。ごめん、私からお土産もらう人。こんなにいいかげんな旅人で。

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