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2013/09/19

今すぐ僕は 暗い暗いトンネルを抜ける旅に出るんだぜ

おとぎ話 秋の磔磔公演 <YUME>

2013.9.16 Mon. 京都磔磔
ゲスト:山田エリザベス良子

台風18号の影響で大雨特別警報が出た京都。
ライブ前日、濁流に飲み込まれそうな嵐山の渡月橋をテレビで見た。

一夜明けて、昼過ぎには嘘みたいな快晴。
さあ、毎年楽しみにしている秋の磔磔だ!と意気込んでいたのですが。

台風のせいで交通機関が乱れて大変なことになっていた。

まず、近鉄が土砂崩れで不通になり、私は最短ルートで帰れなくなった。
京都駅は大混雑。新幹線の自由席券を買うのに1時間、窓口に並んだ。
友達はバスもJRも乱れて、福岡-京都の移動に20時間かかった。

そして、おとぎ話と山田エリザベス良子。
長野からの移動、通行止めと渋滞のため開演には間に合わないという。

非常事態!


17時、磔磔開場。人もまばら。18時の開演時間が近づいてもまだ来ない。
17時50分頃、風間くんから磔磔にかかってきた電話をマイク越しに聞いた。
「みんな待っててください!」

18時、19時、まだ来ない。
私は既にこの時点で、この日4杯目のお酒を飲んでいた。

しばらくして、アナログフィッシュの「PHASE」がかかった。
おお!これは嬉しい!と友達とはしゃいだ。

そしてその時、開け放たれていた入口から、車のヘッドライトが差し込んだ。

来た!とすぐわかった。磔磔のスタッフもいい笑顔で喜んでいた。
19時25分だった。

車が着いてすぐ、風間くんが飛び込んできて挨拶。場内大きな拍手。
観に来ていたねじ梅タッシと思い出ナンセンスの面々が手早く機材を搬入していた。

そして19時35分には、山田エリザベス良子が歌い出していた。


<山田エリザベス良子>

6月にシアターセブンで映画「あの娘はサブカルチャーが好き」を観たとき、初日だったので監督さんの舞台挨拶と音楽担当のエリザベスさんのミニライブがあった。あの時は2曲か3曲しかやらなかったから、ちゃんとしたライブは今日が初めて。

うん、あの時と比べ物にならないくらい、今日は素晴らしかった。前回は映画館だったしライブをやる環境としては特殊だったけど(今日も状況としては特殊だったと思うけど!)、今日はすごい迫力だった。声が強くて、音程の正確さに驚いた。裏声なのに正確、裏声なのに強い。そんな人って、実はあんまりいないんじゃないかと思う。

映画にも使われた「ドッペルゲンガー」はとてもいい曲。強く印象に残る。ライブ後もずっと頭の中を回ってた。他の曲も含めて音源がほしい。

ライブの間、2階の楽屋で足音が聞こえていた。足音が聞こえるのって珍しいな。必死に準備をするおとぎの姿が目に浮かぶようだった。


<おとぎ話>

アナログフィッシュの「PHASE」が流れる中おとぎ話が到着して、「荒野」でセッティングをして、「Hybrid」でサウンドチェックをしていた。友達と「まるでアナログフィッシュがおとぎを京都に連れてきたみたい!」なんて言って笑った。

そうだ、奇妙礼太郎も流れていた。そういや今日、東京でアナログと奇妙さん、対バンしてるんだった。この選曲は偶然なんだろうか?

サウンドチェックと言っても「ネオンBOYS」を少しやっただけだった。いつもの電飾もなく、舞台からはけずにそのままライブスタート。いきなり「NIGHTSWIMMING」。やられた。この曲は牛尾くんのギターがないとキラキラしないんだよな。くそう! 憎いな! 牛尾! おかえり! 待ってたよ!

そう、前回観たライブは牛尾くんがいなかった。無事帰ってきた。何もなかったかのように、いつものように飄々とギターを弾いていた。ほんともう、牛尾くん、憎いな!

磔磔は21時までしか音を出せない。MCも少なく、どんどん曲をやっていく。MCは、有馬くんが「僕ひとりで10時間運転したんですよ。誰も運転しないんです。僕、バンドのボーカルですよ?」というのが一番長かったかな(笑)。えー、有馬くんすごい! 何で他の人運転しないの?(笑) あと前ちゃんが「じぇじぇじぇ!」と叫んだ時、有馬くんが「あまちゃん見てないくせに!」とすかさず突っ込んだのがよかったな(笑)。

前回のライブでは左手をレギュラーグリップで叩きまくっていた前ちゃん、今日は全曲マッチドグリップだった。Twitterでレギュラーグリップを激推ししてたんだけどなあ(笑)。まあ、どちらでも前ちゃんのドラム大好きなんですけどね!

「永遠」はライブで初めてやったそうだ。音源そのままのダークな雰囲気。この日のために作ったという新曲「YUME(夢?)」もよかった。ライブのハイライトは、「COSMOS」で有馬くんと牛尾くんがギターを高く掲げるところと、続く「光の涙」での牛尾くんのギターソロだった。「COSMOS」も「光の涙」も、有馬くんはいつも泣きそうな顔で、力いっぱい叫ぶように、時にはがなるように歌うんだけど、今日は力が抜けていてとてもいい笑顔で歌っていた。それを見てなぜか感極まって、私は少し泣いた。

十分な準備もリハーサルもできず、いい状況とは到底言えなかった。でも、最初の「NIGHTSWIMMING」から最後の「光の涙」まで、文句のつけようがなかった。

追い込まれたときのおとぎ話って、やっぱりすごい。 そういう点で、私はおとぎ話のことをものすごく信頼している。

アンコールは、エリザベスさんを呼んで5人で「ドッペルゲンガー」。そして最後は「SMILE」。ハッピーな気分にならざるを得ない。最高。

(曲順、新曲の表記、自信なし)
NIGHTSWIMMING / ピーターラビット / 永遠 / boys don't cry / YUME / 不思議ソング / COSMOS / 光の涙

en.
ドッペルゲンガー(w/山田エリザベス良子) / SMILE

***
終演、21時10分。おとぎ話の演奏は1時間。でも、短いとは思わなかった。密度がとても濃かった。いろんな意味で記憶に残るライブになった。

近鉄は復旧していたけど最短ルートの終電を逃してしまい、結局新幹線に乗り名古屋経由で帰った。おとぎ話のライブで終電を逃すのは3回目だ。ちなみにおとぎ以外のライブで終電を逃したことはない。

これはね、「愛」なんですよ。
4人のおとぎ話、もちろんまた観に行くよ。

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