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2013/08/19

夜をぶっ飛ばせ!

New Moon, New Moon

2013.8.7 Wed. 奈良ネバーランド
出演:おとぎ話、LOSTAGE

牛尾くんが体調不良のため欠席、3人でライブをするという。
諸々心配だ。

いてもたってもいられず、行く予定だった他のライブをキャンセルして奈良へ。
職場から車で1時間半。意外と近かった。

初めて行く奈良ネバーランド。一度行ってみたいと思っていたけどこんな形になろうとは。

3人は特に変わりなく「おとぎ話」なんだろうなと思いつつ、でもどんな顔をして観ていいかわからないまま着いた。「あの3人なら大丈夫」という思いもあるし、想像つかない部分もある。


<LOSTAGE>

まずは先攻、LOSTAGE。奈良と言えば LOSTAGE、さらに言うと、私の中で奈良と言えば五味兄さんです。

土井ちゃんの企画で大阪城野音で観て以来か。あの時ものすごい爆音で圧倒されたんだけど、久々に聴いたロストはいい意味で音がおとなしくなっていて聴きやすくなっていた。いいメロディライン、ざらっとした手触りの中にふっと引っかかる歌詞。

拓人くんがリッケンじゃなくてテレキャスだった。兄さんが「似合わへん」などといじった後に1曲だけリッケンを使ってて、それで客席が沸いてた。テレキャス、意外にありだと思った。かっこよかったな。

岩城くんは今まで何とも思わず観てたけど(ごめんなさい)、いいドラマーですね。派手だけど控えめ、と言えばいいのか(これ通じますかね)。

牛尾くん不在の話、そして先日亡くなった友人の話と、春に急逝したバンド仲間の話(おそらく吉村さんのことだ)から、「生死に関わらず人が突然いなくなってしまうのは寂しい。嫌だ」と五味兄さんが言い、「死んだ連れに捧げる」と「Good Luck」。その流れにはぐっときた。

セットリストはツイッターより拝借。

僕の忘れた言葉達 / あいつ / BLUE / DOWN / SURRENDER / 目眩 / NAGISA / ガラスに映える / Good Luck / 海の果実 / 手紙


<おとぎ話>

最初の曲、「未来の乗り物」のイントロを聞いて、「あ、大丈夫だ。今日のライブ、めっちゃ楽しめる」と思った。一瞬で不安は吹き飛んだ。やはり彼らは大丈夫だ。おとぎ話はこういう逆境にとても強い。

スリーピースのおとぎ話、ひとつひとつの音がよく聴こえて、「この音面白い」とか「こんな風に弾いてるんだ」とか、印象に残る音が多かった。まあそれは、私が元々スリーピースバンド好きだからかもしれない。

有馬くんだったか、音が少ないからお互いのことがよくわかるということを「ライブ中、演奏しながら会話してる」と表現していた。ちなみに、スリーピースになって一番印象が変わったのが「SMILE」で、意外と変わらなかったのが「COSMOS」だった。

3人でライブをやると決めた後、拓人くんから来たメールを前ちゃんが朗読。「俺、何曲かギター弾くよ」「『ネバーランド』一緒にやろうや」など。それを聞いて有馬くんが「あー! 何で今それを言う!」と騒ぎ出した。そうか、この後「ネバーランド」聴けるんだな。ネタバレだとしても嬉しいよね(笑)。

牛尾くんの不在を埋めるべく有馬くんが頑張ってた。おそらくこういう表現、ご本人は好まないだろうけどね。でも無理してるのではなくて、腹括ってやってたという意味。笑顔も叫びも全力だった。ライブを観る前は、風間くんがベース以外に卓を操作していろんな音を出して乗り切るのかな?と思っていたんだけど、それはほぼなかった。そして我らが前ちゃん、左手をレギュラーグリップで叩いてた。1曲(多分「光の涙」)だけマッチドグリップ。ロックの人がレギュラーで叩くのは珍しい。スネアをレギュラーでぶっ叩いてたのがかっこよかった。あと、前ちゃんのメガネが神がかり的なタイミング(「BOY'S BEAT」の「夜をぶっ飛ばせ! yeah!」のところ)で吹っ飛んでたので爆笑した。

そうそう、「未来の乗り物」が久しぶりで嬉しかった。そして「COSMOS」から「光の涙」の流れが素晴らしかった。

たくさん新曲をやってた。「きゅーと研究会」は名前からは想像つかない重めの曲。「昔のアニメ、例えば『巨人の星』や『あしたのジョー』が好き」というMCのあとにやった「ダークサイド・オブ・ザ・ムーン」は、確かにその時代のアニメの挿入歌やエンディングテーマにありそうな感じだった。主題歌じゃなくて、あくまでも挿入歌やエンディングテーマ。その辺で雰囲気を掴んでもらえば。

新曲をたくさんやっていたことからよくわかったけど、3人はとても前向きだった。すっかり安心した。牛尾くんが戻ってくるまでこんな感じでやっていくんだろう。そして、牛尾くんに早く戻ってきてほしい。

アンコール。おとぎの3人の後に続いて牛尾くんのスーツを着た拓人くんが出てきた! 場内騒然、そして笑顔。4人で「NO SOS」と「White Song」。「White Song」の最後のギターソロを拓人くんが弾いた時、ステージもフロアも一斉に沸いた。みんな笑顔。この時の光景は忘れられそうにない。素敵なシーンだった。

そして最後はやっぱり「ネバーランド」。ボーカル五味兄さん、ギター拓人くん、ドラム岩城くん、アコギ有馬くん、ベース風間くん、タンバリン前ちゃん、ブルースハープまさるくん。ハンドマイクの五味兄さんかっこよかった! 楽しかった!

未来の乗り物 / I like sports / きゅーと研究会(新曲) / ダークサイド・オブ・ザ・ムーン(新曲) / 世界を笑うな / Thank you / boys don't cry / BOY'S BEAT / COSMOS / 光の涙 / SMILE / 新曲

en. NO SOS(w/ 五味拓人) / White Song(w/ 五味拓人) / ネバーランド(w/ LOSTAGE、島崎大)

***
ライブ後、物販近くにいた前ちゃんと風間くんに声をかけに行った。でも言いたいことが全部吹っ飛んでしまって何も言えなかった。開演前の不安な気持ち、最初の音を聴いて「大丈夫だ!」と思ったこと、無事ライブが終わった安堵感、大団円で終わって楽しかったこと。そんな気持ちを全部ひっくるめて大きなため息をひとつついた私を、前ちゃんと風間くんが笑い飛ばしてくれた。私のいろんな感情は、きっときちんと伝わったのではないかな、なんて思ってます。

ファンができるのはライブに行ってちゃんと楽しむことだ。それ以上でもそれ以下でもない。急だったけど行って本当によかったと思う。

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