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2012/04/07

その答えは風の中さ

SPACE SHOWER TV "OTHER SIDES"

2012.3.31 Sat. 渋谷クラブクアトロ
出演: アナログフィッシュ、LOST IN TIME、曽我部恵一、忘れらんねえよ(O.A)

4週連続アナログフィッシュの3週目。
前野健太がコンビニでビニール傘を買って3歩で傘が壊れた(とMCで言ってた)嵐の東京へ。
アコースティックセットとバンドセット両方観れるといういい企画。

公式のライヴレポはこちら


久々に渋谷クラブクアトロへ。会場の一番奥にもうひとつ小さなステージがつくってあった。2ステージ制なのね。


<忘れらんねえよ> オープニングアクト@サブステージ

音源は持ってるけど初めて観る。最初はボーカル柴田くんの弾き語り、その後バンドで。いろいろめちゃくちゃで衝動的で、演奏も粗いしMCでやたら「SEX」と言うしドラムの酒田くんが落ち着きないしドラムの動きが可笑しくて。でも、いいんですよ。どんだけ馬鹿やっても馬鹿には見えない。魅力に変わる。弾き語りとバンドとどちらでもやった「北極星」という曲が好き。

お客さんの中に冴えない男子3人組がいてめちゃくちゃ盛り上がってた。それも込みでぐっと来た。その後、その3人の中にTHEラブ人間の金田くんがいたと知った。会場で見かけてたので来ていることは知っていたのだけれど、あの3人の中にいたとは気づかなかった。冴えないとか言ってごめんなさい(笑)。


まず最初はアコースティックセットタイム。

<アナログフィッシュ> アコースティックセット@メインステージ

「こんな天気の中、飛ばされずに来てくれてありがとうございます」と健ちゃん。・・・飛ばされずに?(笑)。下岡さんは白いニット帽、州さんはブラシでいつものドラムセットを演奏。

まず「あいのうた」。健ちゃんの歌声が朗々と伸びやかに、力強く響く。とても気持ちよいし頼もしい。ラブソングに胸を焦がす気持ちと、愛しい人への真っ直ぐな気持ち。いろんな「愛」を歌う曲。歌詞にストーリー性があってとてもロマンティック。続いて「こんな天気なので」と言って「風の中さ」。アコースティックのシンプルな演奏に乗る健ちゃんの歌声が素晴らしい。兵庫さんには「ちょっとどうかと思うほど声がでけえ」と書かれてたけど(笑)。ふだん弾き語りの時は凝った照明もスモークもないけど今日はどちらもあって、その効果で最近のイケメン傾向が3割増しになってて参りました(笑)。かっこいい。

「スペシャルゲスト、前野健太!」とマエケンさんが呼び込まれ、4人で「確率の夜、可能性の朝」。この編成で聴けたのがとても嬉しかった。そのために東京まで行ったようなもんだから。途中、マエケンさんがメインボーカルで下岡さんがコーラスに回ったのが新鮮だった。とてもよかったけどこの1曲だけじゃマエケンの魅力は伝わらないなあ。あんなもんじゃないよ! そしてアナログ、たった3曲って!

あいのうた / 風の中さ / 確率の夜、可能性の朝(w/前野健太)


<曽我部恵一> アコースティックセット(ソロ弾き語り)@サブステージ

バンジョーとギター、ソロ弾き語り。1曲終わった所で「マイクの調子が悪い」と言って、生声生ギターで歌い出した。圧巻。大迫力。ほんとこの人すごい。地力が違う。今日この人に太刀打ちしなくてはならない他のボーカリストは大変だな・・・と思った。


<lost in time> アコースティックセット@メインステージ

ロストを観るのは2009年のOTODAMA以来。あの時は通常のバンドセットだった。でもあまり覚えていないんだよなあ。初めて観たアコースティックセット、とてもよかった。コーラスワークがとても美しかった。カホン、スプラッシュシンバル、ウインドチャイムを使っていて表現も多彩。後で観たバンドセットよりアコースティックセットの方が好み。彼らの器用さがよく出ていた。


続いて、バンドセットタイムへ。

<アナログフィッシュ> バンドセット@メインステージ

「荒野」のイントロが流れ、再び3人が登場。下岡さんのニット帽が赤いのに変わってた。芸が細かいな(笑)。そしてそのまま「荒野」へ。少し前までのライヴは「荒野」で終わってたけど、先週の磔磔からこの曲で始まるセトリになったのかな。全然違和感がなかった。

最近の定番、「PHASE」から「fine」への流れが素晴らしい。「PHASE」でぐっと右手を握りしめ拳を挙げる下岡さん。それに応えるフロア。盛り上がった。そして「fine」の歌い出しで広がる光。この流れ、大好きだ。

「HYBRID」ではいつものようにハンドマイクで動き回り、熱く歌う。よくアナログフィッシュのフロントマン2人を「静と動」「月と太陽」なんて言ってたけど今は違うと思った。最近の下岡さんは火のイメージ。火星。燃えるような強い意志。

アコースティクセットに続いて、前野健太が参加して「トーキョードリフター」。この曲もこの編成で観れたのが嬉しい。マエケンさんは2度のステージどちらでも健ちゃんをいじってた。「『よく飛ばされずに来ましたね』ってどんなMCだよ」ってつっこんでた。最後は健ちゃんのペットボトルの水を客席に投げ入れた。マエケンのササケンいじり(笑)。

マエケンさん、去る時「次はアナログフィッシュ、『抱きしめて』」と曲紹介をしていった。そういうことで最後は「抱きしめて」。優しい、でも強いメッセージ。初めてアナログを聴いた人、久々に聴いた人に「HYBRID」や「抱きしめて」がどのように響いたのか知りたい。

そして、磔磔ライヴのあとブログに書いたけど、下岡さんは覚悟決めたね。腹くくったね。「PHASE」や「HYBRID」を歌う下岡さんを見て確信した。やってることに自信を持ってるし、いろんなものを背負う覚悟がある。身震いするな。

荒野 / PHASE / fine / HYBRID / トーキョードリフター(w/前野健太) / 抱きしめて


<LOST IN TIME> バンドセット@メインステージ

海北くんの声が辛そうだった。アコースティックセットの時はそうでもなかったのにな。ベース時々鍵盤。鍵盤でやった曲が結構好みだった。熱く、でもさらっとロマンティックな曲。漫画やドラマの世界のようだなあと思って観ていた。

海北くんが「バンドを続けることによって見える風景があります」と言ってたけど、私みたいな普通の人もそうで、ずっと音楽を聴き続けることで見える風景もあるのだろうとしみじみ思った。


<曽我部恵一バンド> バンドセット@メインステージ

衝撃的だった。私の知っているソカバンはハッピーなバンドだった。でも今日は見たことないくらい破壊的だった。

4人ともまったく笑っていない。オータさんのドラムと曽我部さんのパーカッションのバトル。曽我部さんがきれいなメロディを歌っている後ろで、3人がそれとは関係ないノイズを弾きまくり叩きまくりで終わる曲。そして新曲「街の冬」。仲のいい姉妹が生活苦で・・・という曲。ものすごく怖かった。翌日、知的障害がある妹とそれを養っていた姉が孤立死した事件が札幌であったことを思い出した。たぶんそのことを歌った曲なんだろう。

MCもほとんどなく、叩きつけるようにぶっ壊すようにアンコールまで演奏して去っていったソカバン。怒りのパワー? すごいライヴだと思ったけど、正直、戸惑いの方が大きかった。あれは何だったんだろう・・・。

***
最近好きすぎて忘れかけてたけど、アナログフィッシュはすごく変で癖のあるバンドだということを思い出した。対バンがあるライヴが久しぶりだったからだろう。他のバンドと比べるとアナログの変な所、癖のある所が際立つ。で、その変な所、癖のある所を愛してるんですよ。アナログフィッシュ、大好きです。

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