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2011/11/14

もう、ここでいいから 思い切り 抱きしめて

shimokita roundup 4

2011.11.3 Thu. 下北沢ライヴハウス10か所

健ちゃんと下岡さんの弾き語りが観れるというので東京まで行ってしまいました。

しばらく観てないシュリスも、復活した未完成VS新世界も観れる。
こんなブッキングはQuipならでは。ありがとうQuip。一番信頼している音楽雑誌です。

* 健ちゃん弾き語りの時ご一緒してくれた長野から来た方を探してます。
  「ネオンホールに来るなら迎えに行く」と言ってくれた方です(笑)。
  サイドにあるメールフォームから連絡ください!(PCから当サイトを見るとあります)

<佐々木健太郎> 440

健ちゃんの弾き語りを観るのは何回目だろう? もう何度も観ているのだけれど今回びっくりするくらい進化していた。感情を歌に乗せ、緩急をつけていた。抑える所と開放する所との表現の違いがはっきりしていた。

特に「Ready Steady Go」「チェリーブロッサム」が素晴らしかった。「RSG」は静かに語るようにはじまり、最後は突き抜けるようにして終わった。「チェリーブロッサム」はそのドラマティックな展開に泣きそうになった。

「ロックンロール」の曲紹介、「12kgダイエット成功体験の歌」と明かしたので場内静かに騒然(笑)。そうか、そうだったのか!

「下岡から奪い取った曲」と紹介した(笑)「オルタナティブ・ガールフレンド」はすっかり健ちゃんの曲みたいになっていたけれど、佐々木曲の「いかにも健ちゃん」な、ちょっと変な凝ったコードの曲に対してこの曲だけはコードがシンプルなんだよねぇ。そういうところに下岡さんらしらを感じる。2人の個性がよくわかる。

途中440の人にビールをオーダーして目をきらきらさせながら飲んでた(笑)。かわいい人だなあ。それにしても痩せたねえ。スリムになった上半身、特に後ろ姿は私の知っている佐々木健太郎じゃなかったよ。顎に髭を生やし髪が伸びてすっかりイケメンになってしまったなあ・・・。

しかし途中まったく時計を見ておらず、初っ端から10分オーバー! まだ次の曲をはじめそうな雰囲気を出しているところにスタッフに止められてようやく終了。うはは。そういうところは健ちゃんらしいな。でもいっぱい聴けてよかった!

Ready Steady Go / ロックンロール / オルタナティブ・ガールフレンド / チェリーブロッサム / 風の中さ / ハミングバード / アンセム


<シュリスペイロフ> 251

実はシュリスを観るのは2年ぶり。まったく別にバンドになってた。あの時もサポートギターはもう既に村田くんではなく澁谷くんだったのだけれど、びっくりするくらい変わってた。もちろん、よい方に。

軽快に走る時もあれば音圧をしっかり感じるくらい力強い時もある。客席を煽る宮本くんなんて初めて観たし、MCですらすら喋る野口くんにも驚いた。ブチョーのドラム、ふわふわしていた感じがなくなって、力強くなってた。4人がステージ上で大きく見えた。こんなに変わるんだ、バンドって。


<雨先案内人> GARDEN

2011年下半期私的おすすめの雨先案内人を観にGARDENへ。GARDENは初めて。思ってたより大きいハコだった。3分の2くらいは埋まってたかな?

雨先の3人は相変わらず可愛さ爆発で、全力で身体全体を使って音を出してた。彼らのジャンルは「童謡」または「みんなのうた」だと思っているんだけど(笑)、ぽんちょくんが弓を使って弾く「う~にゃ」とか、小雨ちゃんの思い切った鍵盤プレイとか、演奏も見どころがいっぱいある。あの屈託のなさと真っ直ぐな純情を多くの人に観てほしい。

こんにちは / おひさま / 人間やめたい / う~にゃ / おサルさん / あるこうぜ / 夢はふくらむ / 楽しく死のう


<よしむらひらく> ERA

10分ほど押してるGARDENを後にして、てくてく歩いて踏切を超えて階段を上ってERAへ。ここも初めて行くハコ。

音源は持っているけどライヴは初めて。歌も演奏も曲そのものも「すごくきちんとしてる」というのが第一印象。曲がしっかりしているし、丁寧に歌う。

ドラムは岸田佳也くん。彼もよしむらくんの後ろではすごく丁寧に叩いてた。彼は誰の後ろで叩くかで全然違う。


<Sorrys!> SHELTER

アナログフィッシュ下岡さんがいつもプッシュしているSorrys!。初見。SHELTERには人がいっぱい。下岡さんやタバコジュースの松本くんの姿を見かけた。

彼らも力いっぱい真っ直ぐだった。雨先は思わず笑顔になってしまう真っ直ぐさなのだけれど、Sorrys!は突き刺さるような真っ直ぐさなのだ。「そうさ」という曲が素晴らしかった。轟音だけれど優しい。強靭だけど壊れそう。静かに揺さぶられた。


<未完成VS新世界> Que

ギターボーカル澤田くんが左手薬指を負傷し、しばらくバンド活動をしてなかった未完成。9月に復活してから初めて観る。セッティングを終えて一度メンバーがはけた後、シュリスペイロフの宮本くんがステージに出てきてギターを弾く真似をしてた(笑)。彼ら、仲良しだなあ。

澤田くんの左手薬指には白いテーピングの様なものが巻いてあった。しばらくそれが気になっていたのだけれど、立て続けにどんどん曲をやっていく彼らにこちらもどんどんと引き込まれていく。

澤田くんが「ただいま!」と挨拶。沸く客席。「ずっと、何度でも『ただいま』って言い続ける」なんて冗談で言ってたけど、その冗談に笑いながらぐっときた。「消えないための方法」とタイトルなしの曲が素晴らしかった。いろんな感情が爆発して吹っ飛んでいった。

このタイミングで未完成を観れて本当によかった。


<下岡晃> 440

エレキ弾き語り。どんな曲をやってくれるのかどきどきしながら待つ。

まず「下岡晃です。ふだん弾き語りってやらないので、面白がって聴いてくれたら嬉しいです」と挨拶。それを聞いてたぶん「面白がる」なんてできないなあと思ったけど、その通りになった。

最初は「ナイトライダー3」。物語のように展開していって最後に夜明けに向かっていく。ギター一本でもその展開をはっきり感じた。

Quipからソロ弾き語りの出演依頼があった時、「俺、ベースの方じゃないですよ」と答えたという話が面白かった。それを聞いて、下岡さん、余裕あるなあと思った。初めて彼の弾き語りを聴いたのは州さん欠席の磔磔だった。そんな昔と比較してはいけないとは思うけど、その時とは完全に別人だ。

「昔の曲で弾き語りにいいのがあって」「Quipはアナログフィッシュが初めて載ったメディアなんだけど、そのQuipと出会った頃にやってた曲をやります」と言って、曲をはじめた。


長い髪の人 煙草を消したかどうか心配だ


うわあぁぁ! 「4」だ! デモCDとカセットテープにしか入っていない「4」だ! びっくりして倒れそうになった。まさかこの曲を聴けるとは! ずっと前からアナログを観ていた友達すら初めてライヴで聴いたという「4」。強めの歌い方。間奏ギターソロは足踏みとともに。うわあ・・・。

この時点でこれまで観た他のバンドのことなんて頭から吹っ飛んでいた。しかしその後もすごいことになってしまった。

不穏な感じの「もぐら」。「No Way」はベースがないのが新鮮だった。そして「戦争がおきた」の時「俺にとって戦争とは湾岸戦争で、小学生の時テレビでスカッドミサイルが飛ぶのを見ながら『花火みたいできれい』なんて思ってた」という話。

そして「僕らは『荒野』というアルバムをプロテストソングとして作ったんだけど、プロテストソングが苦手っていう人もいると思うんだ。でも、俺の思い違いでなければ何年か前に国が『年金制度は100年大丈夫だ』なんて言ってたけど、そうじゃなかった。それに対して『おかしい!』と思うこともプロテストだと思う。プロテストって思っているより身近なものだと思う」ということを話した。その通りだ。

客席にSorrys!の菊田くん(a.k.a.叉市くん)を見つけ、「一緒にあれやろうよ」と言って二人で「テキサス」。叉市くん、歌詞全部覚えてるんだな。何も見ずに歌ってた。勇ましく、力強く、突き刺さるようなテキサスだった。

最後は「抱きしめて」。7月のタウンミーティングでも聴いた曲。うろ覚えの歌詞を以下に書いておく。


危険があるから引っ越そう 危険が去るまで引っ越そう
小さな畑と家畜を買って 二人で静かに暮らそうよ

いつまでなんて訊かないで いつまでなんて言わないで

ねえ、どこにあるの そんな場所は この世界に
もう、ここでいいから 思い切り 抱きしめて


本質。社会問題。そして愛。シンプルな歌詞。でも、強度のある曲。

私の柔らかい部分や隠している感情をぐっと素手で掴まれてしまったかのようだった。終わった後しばらく動けなかった。よれよれで帰途についた。時々泣きそうになった。ものすごいものを観てしまった。下岡さんの視点と視線の鋭さはほとんど恐怖だ。彼の頭の中はどうなっているのだろう。彼には世界がどのように見えているのだろうか。

ナイトライダー3 / 4 / のどかないなかのしずかなもぐら / No Way / 戦争がおきた / テキサス(w/ 菊田尚 from Sorrys!) / 抱きしめて

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