拳を上げる
アナログフィッシュ
「失う用意はある?それともほうっておく勇気はあるのかい」
5月11日発売、アナログフィッシュのEP。
1曲目「PHASE」のサビで「失う用意はある?それともほうっておく勇気はある?」と歌いながら、右手の拳をまっすぐ天に突き上げる下岡さん。ライヴでそんな彼の姿を見てから、この曲を聴く時はどんな時でも拳を上げてしまいそうになる。
アナログのライヴで拳を上げたことって昔も何かあったなあと思い出したのが「無力のマーチ」だった。磔磔や大阪の野音で笑いながら拳を上げたなあ。
あの頃と地続きではあるけど何かが違う今、再び拳を上げている。
今度は真顔で。
アナログフィッシュはアナログフィッシュのままだけれど、今の彼らから「とにかく聴く人に伝えたい」という強い意志がはっきりと見てとれる。「絶対伝えてやるんだ」という強い意志。
1曲目「PHASE」、2曲目「戦争がおきた」と続けて聴くと、もうそれだけでアルバムを1枚分聴いたくらいの濃さがある。そして3曲目は驚くべき変貌を遂げた踊れる「TEXAS」。4曲目「UNKNOWN」は飄々とした下岡節の中に、突如本質を突くような歌詞が出てきてどきっとする。
そんな強いメッセージを放つ下岡曲が4曲続いた後の、佐々木曲「風の中さ」の響き方が素晴らしい。油断するとふっと泣きそうになる。
PVもかっこいい。さあ、みんなで拳をあげようぜ。
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コメント
今回のEPが下岡さん曲4曲、健ちゃん曲1曲と
聞いた時は最初少しだけ残念だったんですが、
聴けば聴くほどこの構成しかありえないという
感じがします。
順番通りに聴きたくてシャッフルができません(笑)
曲数は少ないですが、すごく濃密な曲たちばかり!
次のアルバムも楽しみすぎます^^
投稿: ほっけ | 2011/05/21 23:19
ほっけさん:
そうそう、仰る通り、シャッフルでは聴けないんですよ。
5曲でこれなんだから、フルアルバムが楽しみすぎる。
9月くらいなのかな?(Quipに書いてあった)
このEPの曲は音源でもライヴでもすごくいい。
あー、ライヴ行きたくなってきた!
投稿: yama(Key) | 2011/05/22 16:58