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2011/03/07

この次の phase へ

アナログフィッシュ

kyoto protocol 2011
2011.2.26 Sat. 京都磔磔

2月と言えば磔磔のアナログフィッシュ。4年連続行ってます。

初年は州さん不在で2人のアナログフィッシュ。
翌年は木村さんビッツくんと4人で。
去年は州さんが戻ってきて3人で。

今年も楽しみだ。

磔磔の駐車場で開場を待つ。この時間が好きだ。今年はとても暖かくて、屋外でコートを脱いでも全然寒くなくてびっくりした。2月の磔磔が寒いという先入観があるのは2008年のインパクトが大きかったからだと思う。あの時は雪が降っていた。

入場してドリンクを飲みつつ待つ。ここ4年で一番落ち着いてた開演待ちだった(私が)。磔磔ではいつも必要以上にそわそわしてしまう。

出囃子(どんな曲か覚えてない・・・)が流れ、3人が入場。いつものアナログ会議。そして1曲目「Hello」。おお、ちょっと意外。最初のコールアンドレスポンスがないショートバージョン。その後「ラジオ」「City」と続いたのも意外性があって面白かったな。なかなか聴けない曲たち。「City」のイントロが聴いたことないフレーズだったので、何が始まるのかわからなかったので余計に驚いた。ちなみに本編最後が「スピード」だったのだけれど、これも珍しい終わり方だなあと思った。「NaNaNa」は最初下岡さんが「なーなーななななーなーなー」と歌うのはゆるくて可愛いのだけど、曲が進むにつれスピード感が増すのが好き。

その後は「ガールフレンド」「月の花」「風の中さ」と3曲続けて佐々木曲。「ガールフレンド」は3声のコーラスが気持ちいい。「月の花」は美しいメロディと鬱屈した歌詞も好きだし健ちゃんののびやかな歌声に惚れ惚れするのだけれど、下岡さんのギターが好きなんだよなあ。味がある。「スピード」でも下岡さんが弾くフレーズが好き。佐々木曲で下岡さんのギターを凝視するの、隠れた楽しみなんです。新曲「風の中さ」は新年のCCOで聴いた。この曲でも朗々と健ちゃんが歌う。素敵だ。

その後は5曲続けて下岡曲祭り! 「平行」では下岡さんが手元のサンプラー「SP-404SX」で鍵盤音を出す。この曲が醸し出す緊張感は独特のものがある。下岡さんのギターソロが激しい。続いて「チアノーゼ」。初めて聴いたのがここ磔磔だったからか、この曲はここでやるのが似合うなあと思う。嬉しかった。健ちゃんが下のコーラスを歌う。底から立ち上るような低音にぞくぞくする。「Town」の静かな熱。そして「戦争がおきた」。先日、東京の七針で下岡さんが弾き語りをしてそこで歌った曲なんだそうだ。「戦争がおきた、戦争がおきた、戦争がおきた」と繰り返すフレーズ。ギターが指弾きだったのが印象的。

下岡祭りの仕上げは「phase」。手元の機械を操作して手拍子の音を鳴らす。ギターは最後しか弾かない。小気味いいマーチ風のスネアのリズムに乗って、どんどんと積み上げられていく下岡ワールド。「僕たちのペースで」「君だけのフレーズで」「この次のフェーズへ」という歌詞。韻を踏みながら登りつめていくいく感じが気持ちいい。明るい曲調の中にシニカルな歌詞と前向きな歌詞が混ぜこぜになりながら、上へ、前へと突き抜けていく曲。アナログフィッシュが、そして下岡さん自身が「その次のphase」に達したような、そんな印象。すごく楽しかった。

本編最後は佐々木曲3連続。「Clap your hands!」「アンセム」、そして「スピード」。盤石。安定感抜群。さすが健ちゃん。

と、ここまでずっと健ちゃんと下岡さんのことを描写していたのですが、実際は州さんばかり見てたんですよね。そう、世界一好きなドラマー、斉藤州一郎さまをずっと見てました。陽性のリズムも重いリズムも観ていて聴いていて本当に気持ちいい。特に州さんのシンバル使いは意外性もあって見ていて楽しいから好き。終演後物販にいらっしゃったのでまたもや「世界一好きなドラマーです」と愛の告白をしました。笑顔で応えてくれて本当に嬉しかった。脱退した時のことを思うとこうやってライヴを観れることが当たり前で、しかも直接お話しできる日がくるなんて、涙するしかないよなあ。本当に嬉しかった。くどいようだけど何度でも書くよ。嬉しかった。

アンコール。何と「ナイトライダーズ」! 20分近くあるこの曲をアンコールでしてくれるとは驚き。じわじわと熱を帯びるステージとフロア。演奏の間、私は何も動いていないのに、何も踊っていないのに、知らない間に汗をかいていた。「3」の途中、ブレイクの後、がつんと3つの音が重なって重みを感じた瞬間に鳥肌。すごかった。本当にすごかった。しばらく拍手が鳴りやまなかった。あとで「東京以外では初披露」だと気づいた。そうか。そうだったか。

最後は下岡さんの新曲「荒野」。これがまたすごくて、「ああ、また下岡さんは違う次元に行っちゃたな」と思った。「手元にあることを歌いながらでかい世界を描く」のが下岡ワールドの真骨頂なんだけど、この曲は曲自体がもつスケールが異様にでかかった。州さんが右手にスティックではなく黄色いマラカスを持ってそれをスティック代わりにしてハイハットやシンバルを叩くというフリーダムさに目を奪われながらも(笑)、でっかい下岡ワールドに飲み込まれていった。

私はただの客なんだけれど、今までにない達成感、充実感を感じたライヴだった。

そして、フロアの連帯感がすごかった。

フロアで無数の手が上がったり、みんなが跳んだり、揃ったコールアンドレスポンスをしたり、そんな形では現れない独特の連帯感。それがアナログのライヴにはある。特に磔磔では。

この感じ、うまく表現できない。うまく文章にできない。ライヴに行って感じるしか知る方法がない。

だから、また来年も磔磔でやってほしい。ずっと続いてほしい。そう願ってます。


<セットリスト> 友達のところから拝借

Hello
ラジオ
City
NaNaNa
ガールフレンド
月の花
風の中さ
平行
チアノーゼ
Town
戦争がおきた
phase
Clap your hands!
アンセム
スピード

en1.
ナイトライダーズ

en.2
荒野

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コメント

こんばんは!
京都ではお世話になりました^^
今年も磔磔でアナログを観ることができて
しあわせでした!

下岡さんの新曲たち良かったですねー。
>手元にあることを歌いながらでかい世界を描く
って、なるほど!と思いました。
新曲たちを聴いていて、どれも決して歌詞の言葉は
難しくはないけど、一つ一つが深くて、広がりを
持って行く感じに圧倒されました。

健ちゃんの「風の中さ」もすごく良かったです!
どこまでも広がってくような伸びやかな健ちゃんの
声がやっぱり大好きなんだなあと再認識しました。
でも、今回の健ちゃんは声の調子とか絶好調では
ないかも?ともちょっとだけ思いました。

わたしも今回念願の…念願の…州ちゃんと
お話することができて、もう、感無量です。
今でも思い出すだけでこころが震えます…!
「今日のライブ楽しかったです!」と伝えた時の
「楽しかったねー」という州ちゃんの笑顔と言葉が
目に焼き付いて離れません。。。

長文&まとまらない文章でお目汚し失礼しました!
今月の名古屋もよろしくお願いします^^

投稿: ほっけ | 2011/03/07 22:42

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