斉藤州一郎復帰をお披露目するツアー
アナログフィッシュ
Pre TOUR 2009
2009.11.28 Sat. 心斎橋クラブクアトロ
州さん復帰後、2度目の大阪ライヴ。1度目はミナホのシークレット。下岡さんはMC「あれはシークレット過ぎた」とおっしゃってましたが、前日には割れてたよね(笑)。
ともかく楽しみなワンマン。そして人生初の最前列。落ち着かない。
入場SEは最近恒例の「NOW」。ざわざわ・・・と街の音が聴こえ、そこへ下岡さんの生々しい声で「二度とない今日 戻らない昨日」と歌われる。そこに3人が登場。
州さん、謎の服装! やたらカラフルなTシャツに短パンで、その下に穿いているスパッツのようなものが左右色違い! 何これー!(笑) 下岡さんはグレー地?にドット柄がついてるTシャツ、健ちゃんはいつもの正装。
下岡さんがPAに向かって「下げて」というジェスチャーをしたのでSEが止むのかなと思ったら、おもむろにマイクに近づいて
二度とない今日
とSEに合わせて歌い出す。10×10×10と同じ始まり方。両腕にざざっと鳥肌が立つ。ああ、いきなりやられてしまった。
そして次は州さんのカウントで「わん、つー、しーろくろっく!」。3人のでっかい声のコーラスがかっこよすぎる。その後は「LOW」。ブレイク後に3つの音が重なるところ、そして「LOW!」と3人の声が重なるところがあまりにもばっちり合っていてまたもや鳥肌。あああ。「スピード」でもドラム祭り状態になっていて、一気に心を飛ばされて何かもうよくわからなくなってしまった。
もうすでにここまでで、下岡さんがよくやる「アンプの後ろに隠れる」「その場でくるくる歩きながらギター弾く」(←これ伝わってますか?)が出た。おお、気合い入ってる!
ドラムセット、バスドラのヘッドがフロント面も打面もクリアカラーなので、州さんの足の動きがばっちり見えてしまう。何て素晴らしいサービス! こんな感じで踏んでるのか!と最前で堪能させてもらいました。そして気になるのが左のクラッシュシンバル。力いっぱい叩くから倒れそう! ストレートスタンドなので安定感がなくて、常にぐらぐらと揺れてた。
健ちゃんがいろんなところで煽る煽る! 最前のバーに足をかけることが何度も。熱い!
「このツアーは斉藤州一郎復帰をお披露目するツアーです」という下岡さんのMC。メンバー紹介でも曲の合間でも大きな歓声と拍手を受けて、州さんは満面の笑みで両手をぶんぶん振って応えていた。かわいい。
次の「ガールフレンド」「平行」「Town」では木村さんが登場。「ガールフレンド」の鍵盤はとてもチャーミング。そして10×10×10の時も思ったけど、この曲はコーラスが肝。そして歌うようなドラミングもいい。「平行」のはじまり、ドラムとキーボード、その間に生まれる緊張感にこちらもやられそうになる。そして「Town」。この2曲での下岡さんの気合いが半端なかった。左手にもぐんぐん力を入れて弾く。「平行」なんて今までドラム+キーボード曲だと思っていたけど、今日は間奏のギターに全部持ってかれてしまった。そして「Town」では客席にコーラスを煽る。下岡さんも客席も「どーなのー!!」で熱く叫ぶ。
演奏後すっかりやられてしまって、小声で「Townやばい・・・」と何度も小声で呟いてしまった。近くにいた人ごめんなさい・・・。
木村さんがいったん捌け、健ちゃんが「このツアーでやりたかった曲をやります」と言って3人で「月の花」。州さんの高音コーラスがないとこの曲はできなかったんだろうな・・・と気づく。そして下岡さんがいい音でのびのびギターを弾いていたのが印象的だった。
その後続いて、州さんがマレットのついたスティックでライドシンバルをしゃわしゃわーと叩き出す。ん?これ何だろう?と思っていたら、「バタフライ」! とうとう来た! この曲でアナログの、そして州さんの虜になったんだ。それはもう力いっぱい「らっせー!」と叫んできたよ。
その後の下岡さんのMC、「斉藤州一郎の生『らっせー!』が解禁になりました」。生らっせーって(笑)。でもこれを待ってた人、いっぱいいるよね。
終盤、再び木村さんも加わって「PARADOX」。みんなでぐわっと「ぱーらーどーっくす!」とコーラス。分厚い音。そしてサビ辺り、左クラッシュシンバルのありえない使い方にびっくりしてしまった。派手にクラッシュの4つ打ち! こんなのあり!? 見た目でも音でも、さらにでっかい世界を描き出していた。
健ちゃんの語りから、まさかの「Ready Steady Go」。ええー! びっくりした! 磔磔ジョントポール以来? 真っ直ぐな歌を歌う、真っ直ぐな力強い視線が忘れられない。健ちゃん、男前。
「僕も新曲やります」という下岡さんのMCから「Tomorrow」。「Ready Steady Go」は前からあるから「僕も」っていうのは違うような気もするけど、まあそれは置いといて(笑)。下岡さんの新曲! 軽快な鍵盤でスタートする、明るいナンバー。今までの下岡曲にない感じ。「昨日より素晴らしい今日、今日より素晴らしいトゥモロー」というのがサビの歌詞。「NOW」もそうだけど「昨日、今日、明日」というのが今の下岡さんのテーマなんでしょうか。
健ちゃんの「踊ろうぜー!」コールから「ダンスホール」。州さんのドラム、ズンドコドコドコしてて楽しい!(←伝わってますか・笑) 次は「Hello」。イントロでなぜか下岡さんがヒゲダンスみたいな動きをしていて大爆笑! 「ハローNY!」のコールでもにこにこで、こちらも楽しさマックス! 続いて「Clap your hands!」でも楽しく手を叩いた。
最後2曲も圧巻。まず「Sayonara 90's」。この曲は聴く度に優しかったり力強かったり、受け取る印象がかなり違うのだけれど、今日は力強いのを通り越して攻撃的だった。渦巻く激しい意志。こんなに強い曲だっけ? 完全に圧倒されてしまい、曲中まったく動けなくなった。「LOVE」の所で手を挙げることすらできなかった。かろうじて「かっとばせー」では気が狂ったかのように叫んだけど!
最後は「皆さんに捧げます」という下岡さんのMCから「Life goes on」。もう胸いっぱい。ああ。
笑顔で去る4人。みんな本当にいい顔してた!
アンコール。
健ちゃんがいつものように(?)側転で登場! しかし手首が一瞬ぐにゃってなってたよ! 州さんも真似しようとしたけど、結局変な風にころんと転がってただけだった(笑)。みんなで大笑い。何て幸せな空間。健ちゃん、「いま手首折れそうになりました」って言ってた。こら、名古屋もファイナルもあるんだから身体大切にしなさい!
まず「アンセム」。最前のバーに足をかけて前に乗り出す健ちゃん。会場にコーラスを求める。最後は会場を左右に分けて、それぞれ音程を変えて2部合唱! 必死に指揮を取る健ちゃんと、それを笑顔で見守る3人と、幸せそうに歌う客席と。全部まとめてこの空気、素晴らしかった。
最後は「Do you still need BGM?」「No thank you!」で「BGM」。間奏でくるっとスティックを回す州さんを久々に見て、自然と笑顔になってしまった。これ、これなんだ! これが州さん。みんなで叫んだ「MUSIC!」は熱かったな。
そして再び去る4人。笑顔、笑顔。
ダブルアンコールを求める鳴り止まない拍手。場内アナウンスで終了が告げられた後、自然と湧き起こった大きな大きな拍手。これがフロアの偽らざる気持ち。2月の磔磔でもレコ発ツアーでも、みんな待ってるぜ。おかえり、アナログフィッシュ。
<セットリスト>
NOW
白黒ック
LOW
スピード
ガールフレンド
平行
Town
月の花
バタフライ
PARADOX
Ready Steady Go
Tomorrow
ダンスホール
Hello
Clap your hands!
Sayonara 90's
Life goes on
en.
アンセム
BGM
| 固定リンク
「音楽 2009」カテゴリの記事
- ちょっと話したいことがあるんだけど(2010.01.04)
- ライヴ納め(2009.12.29)
- camera! camera! camera!(2009.12.07)
- 最終的にはみんなで「世界の山ちゃん」で乾杯したいくらいなんですけど(2009.12.05)
- 斉藤州一郎復帰をお披露目するツアー(2009.12.05)
「アナログフィッシュ」カテゴリの記事
- 真夜中の発明品ツアー ~虹のない人生なんて~三重編(2016.10.30)
- TOUR 「Almost A Rainbow」(2016.10.30)
- TOUR 「Almost A Rainbow」(2016.10.24)
コメント