情熱の下北沢 (s-roundup day1)
shimokita round-up 2 2009.11.14 Sat.
憧れの下北ライヴハウスを一挙に回れる素敵イベントs-roundup。ライヴハウス・サーキットです。昨年の様子をいろんなブログで読んで羨ましい!と強く思ったので、今年は思い切って参加することに。アナログも出るし。
あまりにも素敵メンツばかりなのでスケジュール被ってるバンドがいっぱいでしたが、まあそれは贅沢な悩みってことで。心配された雨も止んだし、楽しみで仕方ない。
<D.W.ニコルズ> @251
音源も持ってなくてライヴも初見。わくわく。いい子そうな男子2人と超かわいい女子2人の4人組。リズム隊女子、本当に素敵!
最初の曲、歌詞に「ロサンゼルス・レイカーズ」「ノールックパス」という言葉が出てきて、ああ、これマジック・ジョンソンのことを歌ってるんだーとちょっと嬉しくなる。昔はものすごくNBA好きだったから。後で調べたら、曲名はずばり「MAGIC」というらしい。歌詞に「海賊」という言葉が出てきた時は「パイレーツ! 桑田!」なんていう科白を挟んでいて、ボーカルの子はアメリカンスポーツが好きなんだーと急速に親近感がわいた!
「最初にニコルズ選んだってことはまだエンジンかかってないことですね」なんていうMCの通り、ゆるいというわけじゃないけどほんわか空間で、本当に幸せだったなあ。自然に笑顔になってしまう。幸せな気分が足りない時はニコルズを観ればいいんだなと思った。素敵なスタート。
<パウンチホイール> @440
251から上がって440。何とか座れて前で観る。まったくの初見。
好みどストライクの音ではなかったけど、いいバンドだなーと思った。ちょっと泥臭い感じが気持ちいい。MCのテーマ「下北お勧めの店」でベースの人は「茄子おやじ」、ドラムの人が引っ張った挙句「王将!」と叫んで大喝采! 下北で王将かよ・・・と思ったけど、その2時間後にそこでビール飲んでました、私(笑)。あと、ギターの人がステージドリンク「豆乳」だったのが完全に謎。
<ザ・ガールハント> @251
混み過ぎてほとんどステージが見えない中、ずっと観たかったガルハン。
歌も音もかなり好みなんだけど、やっぱりMCが! ちゃんとトークタイムが取ってあるっていうのがすごいわ(笑)。吉川晃司の「シンバルキック」の話を引っ張って大爆笑。その他にもたくさん面白いことを喋っていたけど、盛りだくさん過ぎて忘れた! しまった、ミナホで観ればよかった・・・とちょっと後悔。またどこかで観れないかなあ。
<ザ・ビートモーターズ> @251
これもミナホで観れなかったビートモーターズ。初見。
最初はピンと来なかったけど、後半からおおお!と思う瞬間が何度も。熱いロックンロール。若いようで老練している音。確かすごく若いバンドだったはず。音がもっと彼らの身体に馴染んだ時、ちょっと面白い存在になるかも。
<your gold, my pink> @shelter
絶対観る!と決めていたygmp。音源が本当に良くて、この日初めて観るライヴを楽しみにしていた。
セッティング中のステージを見ると、向かって左からドラム→ベース→ギター→ギターという並び。おお、噂には聞いていたけど面白い。ベースの所にはボンゴとカウベルがセッティングされ、ギターのマイクスタンドにはタンバリンと鈴がかかっている。小物系打楽器が大好きな私はもうそれだけで胸が高まる! 中央付近にはシンセか何か?小さめの機材が。
音が鳴り始めるともう楽しくて楽しくて、我を忘れて踊った! 楽し過ぎてセットリスト覚えてません! カラフルでポップでキャッチーで、でもフックがかかっていてどこか変。癖になる音。
ドラムの乘峯くんは一心不乱に叩き、ベースの垣守くんはベース、コーラス、ボンゴ、カウベルを自在に操り、ギタボその1・小塚くんはものすごくいい顔で歌ってるし、ギタボその2・板持くんのハイトーンボイスに釘付けになる。
目の前で繰り広げられる光景と鳴らされる音があまりにも鮮やかで、ずっと笑顔でステージを見上げてた。すごくいいバンド。可能性の塊。まだまだ伸びしろがあるし、まだまだ行ける。その先を見届けたいと思った。つまり、またライヴに行きたいです。追っかけてしまう予感すらする。レコ発の大阪、平日なのが真剣に悔しいのだけど。あー、また観たい!
MCで言っていたけど、先日出た新譜が7曲入りで20分! 短! でもいろんな音を目いっぱい詰め込んであるから短さを感じさせない。まあ欲を言えば、ライブではがんがんアレンジ加えてもっと躍らせてほしい所。2~3曲シームレスでやられたら、楽しくて踊り死ねそうだ!
<LOVE LOVE LOVE> @shelter
夏にリミックスで見て以来。
リミックスの時よりもよくなっている。すごくいいじゃないですか、LOVE3! リミックスの時はきれい過ぎてちょっと戸惑ったのだけれど、今日は素敵コーラスに加えて演奏の力強さが増していた。内に秘める熱がしっかりフロアに広がっていった。3人であれだけ厚い音を出しているのは素敵だな。
<Clingon> @shelter
そしてトリはクリンゴン。これも楽しみで仕方なかった。
木村さん、丸尾さん、サポートギターのCOUCH平泉さん、サポートベースのアナログ健ちゃん、お揃いのクリンゴンTシャツを着て登場。
「その恋、僕が買いましょう」で、パッと前が開けるような鮮やかな音でスタート。その後も「恋はあいにく」「君はどうせ雨」「前屈みのボブ」と名曲で畳み掛けられて、テンションが異常に上がる。「タイム」では4人の声が力強く重なる。ブレイクで無音の時も4人から熱が放たれて、もうどきどき。
木村さんが素敵だった。笑顔で、でも熱くて。つまり情熱。熱を隠すことなくすべて歌に昇華させている。それを客席でまともに浴びて、声にならない叫びを叫ぶ。丸尾さんは笑顔でコーラスというよりもはやボーカルのような勢いで歌う。サポートの2人も元々ボーカルだからがんがん歌う。熱い、熱い。4人の中で熱が渦巻いている。
そんな熱い中でもMCが楽しくて。木村さんと丸尾さんの掛け合いは面白いな。この2人は本当に仲良しなんだなーというのが手に取るようにわかる。
持ち時間を30分だと勘違いしていたらしく(笑)、アンコールは3曲もやってくれた。そこで鳴らされた「秋桜」が素晴らしかった! 高揚感で空を飛べそうになった! と言うか、私の魂はちょっと飛んだよ! ふっと身体が軽くなった瞬間があったから。
ぜんぶ心を持ってかれた。満足、その言葉しか言えない。観れて良かった。
セットリストはオフィシャルブログに載ってます。また観れないかな・・・地方にも来てくれないだろうか。この4人でレコーディングをするということなので、音源も楽しみ。
その恋 僕が買いましょう / 恋はあいにく / 君はどうせ雨 / タイム / 前屈みのボブ / シスター
en. 新曲 / 秋桜 / 真夏のサヨナラ
***
超充実の初日終了。もう一日、下北の祭りは続く。
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