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2009/07/07

アンテナ朽ち果てたんで

mudy on the 昨晩

あたらしいあなた vol.3
2009.7.5 Sun. 池下 CLUB UPSET
guest: アナログフィッシュ

前日から胃の調子が悪い。持病の胃の不快感とは違う、激しい痛み。

名古屋に向かう途中やや良くなったものの、名駅で味噌煮込みうどんを食べたら再び胃がぐったりして動けない(あんな硬いものを食べるからだというツッコミはディクラインで)。

それでも何とかUPSETに着き、ビールを飲んで開演を待った(冷たいビールも胃に悪いというツッコミもディクラインですよ)。身体の中が重いし、頭も動いていない感じ。感覚が鈍くなっている。

それにしても、mudyとアナログなんて思いつかなかった組み合わせ。

この日でmudyの山川さんが脱退ということでどんな雰囲気なんだろうと不安だったのだけれど、フロアは熱気に溢れていた。さすがに若い子多いなー。

<アナログフィッシュ>

「ダンシング・クイーン」の出囃子に乗せて、4人登場。下岡さんは今まで見たことない不思議な柄の長袖シャツ。健ちゃんが正装じゃない! 襟だけ白い、水色の長袖シャツにジーンズ。そしてかなりの短髪。ビッツくんはポロシャツ。彼はボタンを一番上まで留めるんですよね。これ、結構好き。私の中で好感度高いです。木村さんは緑のTシャツ。これまた不思議な柄でした。

どんな曲からはじまるのか見当がつかないなと思いながら、アナログ会議が終わるのを待つ。最初に鳴らされたのはベースのイントロ。「LOW」だ。

冒頭のドラムが素晴らしくてびっくりしてしまった。ビッツくんが叩く「LOW」は何回も聴いているのに、鋭い音とリズムにハッとした。2005年にファンダンゴでワンマンを観た時に感じた、佐々木曲の鋭さに撃ち抜かれた感覚を思い出した。

すると次は「平行」。聴くのは3度目だけど、どんどん展開していく構成に釘付けになる。どんな展開なのかわかってるんだけど、それでも惹きつけられ、飲み込まれる。身体の中がぐっと熱くなる感覚。

この辺りから、体調が悪くて身体の反応が鈍かったのが、すっと軽くなった。身体の感覚が元に戻ってきた。頭も回転しだした。朽ち果てたアンテナが急に冴えてきた。

「あ、明後日(七夕)下岡さんの誕生日だよ!」とか「もしかして今日『バタフライ』やるの?」とか、いろんなことを一気に思い出した。音の刺激が私を動かす。音の力、音楽の力ってすごい。そのすごさにびっくりして、言葉にならない言葉を心の中で叫んだ。

本当に「平行」はすごかった。4人の演奏がものすごい勢いでぶつかり合う。アウトロまでごつごつとぶつかり合いながら、一気に力でもっていった感じ。

うわあ、今日のライヴすごいわ、と思っていたら、ここからがさらにすごかった。

「確信なんかなくてもいいよ」でもぶつかり合う音が聞こえそうなくらいの迫力ある演奏。アウトロで健ちゃんが右腕をピート・タウンゼントのように回し切る。その後のチューニングではいつものように(笑)ハアハアと息が激しく上がって、客席から笑いが漏れる。

そんな和やかな空気の中、何の前触れもなくはじまったのが「バタフライ」! とうとうこの日がやってきてしまった。ビッツくんが叩く「バタフライ」を聴く日が。

しかしビッツくん、何の違和感もなかった。びっくりするくらいハマっていた。嬉しいような・・・いや、嬉しかった。大好きなこの曲が聴ける喜びの方が勝った。複雑な気持ちは不思議となかった。去年の3月以来の「らっせー!」も気持ちを込めて叫んだよ。

そして「夕暮れ」! すごいなこのセットリスト。健ちゃんの鬱屈ソング、濃い下岡曲を揃えてきた。アナログフィッシュ濃度120%。

「世界のエンドロール」「スピード」で一気に駆け抜け、会場が盛り上がる。パワーのある健ちゃん曲で、押して押して押しまくる。

終盤に入り、「Sayonara 90's」。この曲は聴くたびに優しかったり激しかったり、その表情を変えるような気がする。今日はものすごく力強かった。荒々しかった。殴りつけるような、音をぶつけるような、そんな演奏だった。

最後は「世界は幻」。2009年とは思えないようなセットリスト。この曲で締めるアナログフィッシュに惹かれてここまでハマってしまったんだよ、なんて思った。

下岡さんのMCは「いまレコーディングをしています」と「ナツフィッシュ、遊びに来てください」だった。ナツフィッシュについては、「(渋谷は名古屋から)遠いのはわかってますが、気が向いたら、そして行動する気があれば遊びに来てください」って(笑)。私、遠いけど行きますよ。仕事が入って遅刻しそうですが・・・。

昔を思い出すような、旧曲中心のセットリスト。そしてその曲にビッツくんのドラムが馴染む。過去を掘り起こしているんだけど、決して後ろを向いているわけではないんだ。

LOW / 平行 / 確信なんかなくてもいいよ / バタフライ / 夕暮れ / 世界のエンドロール / スピード / Sayonara 90's / 世界は幻


<mudy on the 昨晩>

いきなりの爆音。

フルサワくんとワティが客席近くまで来て、煽る煽る。アディも結構動くんだな。知らなかった。山川くんも結構激しかった。そして、いつもドラムの方を向いて客席に背中を見せている山川くんが、結構前を向いていた。珍しいな。

鳴らされる音が爆音すぎて、着ている服が振動でビリビリと震える。そんな瞬間が何度もあった。その度に「セロ弾きのゴーシュ」の話を思い出した。爆音を浴びて体調が悪くなるどころか、どんどん良くなっていった。力のある演奏。

フルサワくんが締まらないMCをするのだけれどその他の4人は緊張感を保ったままで、演奏に入れば彼らもアナログと同じように5人で音をぶつけ合う。特にワティがすごかったな。完全にイッちゃってた。怖いくらいだった。フルサワくんも時折笑顔も見せるんだけど、ものすごい汗を飛ばしながら熱量のある演奏をしていた。

彼らの特徴は「音を積み重ねていって、どこかでスッと抜くところ」だと思っている。積み重ねるだけじゃなくて、マッチョなだけでなくて、どこかでフッと聴き手を解放してくれるんだよね。その瞬間が気持ちいい。轟音インストバンドの中ではぶっちぎりで好きだ。

東名阪のツアーが決まっているとのMC。でも「あたらしいあなた」という名前の企画は名古屋だけだそうです。今回の企画については、普通にアナログのファンだったのでオファーに快諾してもらえて「まさか来てもらえるとは!」とmudyの皆さんは驚いたそうです。いや、どんどんアナログを名古屋に呼んじゃってよ!

本編で一度、山川くん脱退について触れるフルサワくんのMC。しかしステージ上、客席とも微妙な空気が・・・。アンコール時に再びフルサワくん、「こいつがやめるって本編では言うつもりなかったんだけど」と言い訳してました。それを受けて、小さく肯く山川くん。お疲れ様でした。彼はもう音楽活動をしないのかな?

こんなに爆音を浴びるのは久しぶりだった。若いバンドの勢いを感じられてとても良かった。個人的には「ニュータイプ理論」と「ヒズミ・タカコ」を聴けたのが嬉しかった。

パウゼ / marm / ZITTA / ミグルス / Fashion / ASAI / ニュータイプ理論 / kau's / ヒズミ・タカコ / Ozis / en. 205
(セットリスト自信なし。ミグルスと kau's やったっけ? POLICE やってない?)

***
アナログの逞しさが眩しかった。勇気づけられたような気がした。mudyにもいいパンチをもらった。2バンドともいい意味で荒々しくて、いいライヴだったなあ。

そしてこれを書いているのは7月7日七夕。下岡さん、お誕生日おめでとうございます。しかも今日、満月じゃない? 空を見上げて、曇り空だったけど心が温かくなったのでした。

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