震えるハートに火をつけて
アナログフィッシュ
ナツフィッシュ2009
2009.7.20 Mon. 渋谷クラブクアトロ
終演後、アナログが縁となって知り合った方々にゴハンに連れて行ってもらう。初めましての人も数人いらっしゃいましたが、そんなのお構いなしに色々としゃべってしまいました。いやはや。皆さんアナログ愛、音楽愛に溢れてた。無駄に長いこのブログも読んで頂いている模様です。ありがとうございます。私はこれからも地方で頑張っていくんで(笑)、今後ともどうぞよろしくお願いします。
トークのテーマは、主にこの日発表されたアナログ結成10周年記念企画、
アナログフィッシュ 10周年祭り "10×10×10"
2009.10.10 Sat. 新木場スタジオコースト
「この巨大キャパのハコをどうやって埋めるのか」でした(笑)。
・とりあえず集客力のあるバンドをゲストで連れてこないと
・髭とフジファブリックはツアー中で無理っぽい
・ということで、ゴッチに土下座するしかないな・・・
・あとは一発逆転、ユニコーンなんて無理ですか(私の発案)
・フロア上に屋台とかフリマが出る、レジャーシート敷いてOK
・新木場からバスに乗せられて、渋谷クラブクアトロまで連れて行かれる
ひどい(笑)。バスの案は画期的すぎて結構気に入ってます。まあ、愛ゆえにということで! 下岡さんがMCで言われたとおり、友達5人連れて行けるように頑張ります(たぶん無理!)。
そんなこんなで、コーストの衝撃が強すぎてライヴの感想をそれほどしゃべらず解散してしまった(笑)。ということで、やっと感想をまとめます。
いつものCAKEのSE、出囃子もダンシングクイーン。健ちゃんと下岡さんのシャツがお揃い! 健ちゃんが白で下岡さんが黒、カラフルな柄がネクタイのように入っている。木村さんの服装が素敵だった。ビッツくんは白シャツ。木村さんのブログに写真があって嬉しかった。
いきなり「アンセム」! 珍しい! 気合入ってるなー。続けて「BGM」「Hello」って! 怒涛の攻め。最初から飛ばすなー。そして「Clap your hands!」と続けて、みんなで手を叩いてすっかり楽しくなったところで「Low」。
遅くに着いたので前の方に行けず一段上がったバーカウンター前で観ていたのだけれど(=あの柱が邪魔な場所)、上からだったのでビッツくんがよく見えたのです。ライヴを重ねる度にビッツくんが素晴らしくなっていくことと、自分がドラムをはじめたことが合わさって、気がついたらドラムしか見てなかった。下岡さんすらほとんど見てなかったよ・・・。
「Low」のドラミングをしっかり観ると、州さんの叩き方と随分違うことに気づく。州さんがクラッシュシンバルを使うところでハイハットを使うとか。違うことを寂しいとは思わなかった。それくらいビッツくんのドラムはアナログにハマっている。去年のナツフィッシュを思い返すとすごい進歩だ。
「平行」はいつ聴いてもどきどきする。写真のように切り取られた様々な瞬間や場面が、平行したままだったり交差したり。そんなイメージを浮かべながら聴いた。次のアルバムに入らないんだろうか。
「世界のエンドロール」の前に健ちゃんの謎の舞?があって場内大爆笑。その後の演奏は素晴らしいのだけれど。次は「Happy end」。この曲、レコーディングしたらしい。アルバムに入るんだな。ちょっと恥ずかしくなるくらいの、温かい健ちゃんのラヴソング。
その次が最大の山場。「PARADOX」「公平なWorld」「light bright」3連続。
「僕らは何ひとつ間違っていない、という曲をやります」というMCから「PARADOX」。イントロを全部下岡さんが弾いたと思う。えらく気合が入っている様子。うわあ・・・と思っていると、次が「公平なWorld」! いつ以来? 私が聴いたのは「Tour is Harmony」以来だよ!
イントロでキーボードが鳴る。すごく自然に、流れるように。木村さんが入ってから今までなぜこの曲をやらなかったんだろう?と思うくらいだった。途中、何かが壊れるような、割れるような不協和音がキーボードで鳴らされる。アクセントと呼ぶには激しすぎる、インパクトの強い音。胸に鈍く刺さった。その代わり、ベルの音がなかった。
久々に聴いて胸がいっぱいなところに、「Light Bright」!! びっくりして、しゃがみ込んでしまいそうになった。州さん不在の磔磔と、その後のSIX PISTIOLSファイナルで演奏された曲。その後全然ライヴでやらなかったのが、とうとう復活した!
「ライト、ブライト」という美しいコーラスではじまる。優しいメロディを下岡さんが優しく歌う。
Daylight Twilight つながる世界の裏側で
Daylight Twilight 震えるハートに火をつけて
サビでダイナミックに振れる。最後は美しいコーラスで優しく終わる。
ああ、音源化されないのでしょうか? そして同じように今やっていない名曲「Life goes on」は復活するのでしょうか?
そんな感傷的な気分をぶった切るように、健ちゃんが「ビッツくん、カモン!」と叫ぶと、ビッツくんがカウントをはじめた。
ワン、ツー、白黒ック!
とうとうこの日がやってきたパート2! 「白黒ック」のカウントを州さん以外の人が叫ぶ日が来てしまった。久々に聴いた「白黒ック」は暗さや影や鬱屈感がなくて、妙に明るくて軽い感じがした。
その後が、個人的にふたつ目の山場だった。「確信なんかなくてもいいよ」「エナジー」の2曲では木村さんが退場して3ピースで演奏した。鍵盤がないアナログフィッシュは今まででもあったはずだけれど、その時も木村さんは退場せずにそのままステージ上にいた。でも、今ステージにいるのは3人だけ。3人のトライアングルが昔を思い出させ、3ピースバンドが持つ勢いと曲の激しさがあいまって、何だかよくわからないくらい興奮してしまった。私が聴きたかったのはこれだったのかもしれない、とすら思った。
さらに「スピード」でもうひと盛り上がり。これもビッツくんのドラムがスピード感があって素晴らしいんだよね。間奏でのフロント2人の対決もかっこいい。
最後は「ハローグッバイ」。熱くなったフロアをほんわかした空気に変える名曲。この曲でも結局ビッツくんを見てしまう。スネア→タム→フロアタムのパターンがすごく好き。「ドレミファソラシド」を歌うのも好き。どの曲だったか、木村さんがコーラスをしていないのにビッツくんがしていることがあって、どんどん「歌うドラマー」になっていく彼の姿を見るのが好きだ。決して州さんのことは忘れないけど、ビッツくんも大好きだ。
アンコール。
この日新発売のTシャツをお揃いで着て出てくる4人。珍しくて爆笑した。下岡さんが「この夏、一番人気の!」とか「この夏、一番お問い合わせ頂いている!」とか、変な枕詞をつけてTシャツを宣伝しているのが面白かった。気軽に着れる柄じゃないのに(うおくんがでかでかとプリントされている)、下岡さんの宣伝文句に踊らされて結局買ってしまった私はバカです、ハイ。
下岡さんが「大事な曲をまだやってなかった」と言って「Sayonara 90's」。7/5に名古屋で聴いた時は激しかったけど、今日は優しかった。聴く度に印象が変わる曲。だからライヴはやめられないんだ。
最後は「世界は幻」。最近、この曲で終わることが多い。原点に戻ったと言うか何というか。来年もいつまでもナツフィッシュが続くといいな、と思いながら聴いた。健ちゃんの「また来年会いましょう!」という謎のMCがあったけど(まだ今年は5ヶ月も残ってるんですけど!とツッコミ満載!)、来年もナツフィッシュは続くという解釈でいいんですよね。
気になるレコーディングについては、下岡さんが言うには「難航している」とのこと。でも、良いものを作るために難航しているということで、いい意味での「難航」らしい。この日リリースについて具体的な発表があると思ったんだけど、まだまだ先のよう。
10/10新木場スタジオコーストについては「いろいろ心配はあるけど(場内爆笑)、それは僕たちが心配すればいいことであって」と下岡さん。でも前述の通り、友達5人連れてこいって言ってたけど(笑)。
10/10、チケット取ってしまいました。先行のお知らせチラシに価格が書いてなかったので、前述の終演後トークでは「フェス並みの価格だったらどうしよう!?」「ゲストが豪華だったら高くなる!?」「まさか時価とか!?」などと騒然でしたが(笑)、後日ローソンチケットで見たら3,500円とごく普通でした。良かった。
まだまだアナログを追いかける日々が続きそうです。
<セットリスト> 最近健ちゃんがブログに載せてくれるので嬉しい。
アンセム
BGM
Hello
Clap your hands!
Low
平行
世界のエンドロール
Happy end
PARADOX
公平なWorld
Light Bright
白黒ック
確信なんかなくてもいいよ
エナジー
スピード
ハローグッバイ
en.
Sayonara 90's
世界は幻
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