今日は世田谷に雨を降らせて こんな僕にまで傘をささせた。
***
6月14日のライヴで「バタフライ」を演奏したそうだ。珍しく健ちゃんのブログにセットリストが載っていた。
***
先に言っておきますけど、すごく湿っぽい文章です。すみません。
でもね、それくらいアナログフィッシュが好きだし、アナログに対して抱いた気持ちならどんなものでもいいからここに残しておきたいんです。
***
アナログフィッシュで一番好きな曲を挙げろと言われたら、迷いなく「バタフライ」と答える。歌詞の世界も曲の展開も、そして演奏も素晴らしいと思う。特にあのドラム。あのドラムには度肝を抜かれた。どう例えていいのかわからないけど、破天荒で激しくて、ありえない動きで、でも完成しているドラムは他にはないんじゃないかと思っている。数あるアナログの曲の中でも、特別思い入れがある曲。
アナログを見始めた頃は、毎回のようにライヴでやっていた。
州さんが叩く「バタフライ」を最後にライヴで聴いたのは、去年の1月だ。
アナログフィッシュとして演奏したのも、確か去年の3月が最後だった。
(ドラムはもっくん)
ずっと封印すると思ってた。州さんが戻ってくるまでは。
***
ビッツくんが叩く「バタフライ」。
この曲が大好きだからものすごく聴きたいけれど、どんな演奏なんだろうと思うとどきどきする。今のアナログがこの曲を演奏する意味は一体何なんだろう?と深読みしてしまう。聴きたいけど、でも聴くのを避けてしまうような、そんな複雑な気持ちが渦巻く。
とあるバンドがとある1曲を演奏するだけで、なぜこんな気持ちになるのだろう。
***
自分が勝手に作った思い込みに縛られて苦しんでいる。馬鹿みたいだ。
僕はバカみたい アマゾンのバタフライに振り回されて
という歌詞そのままの、馬鹿な自分。何て愚かなんだろう。でも、その愚かさが「生きている証」なのかな、なんて思う。人間くさいというか何というか。ああ、でもそうやって自己肯定するところも馬鹿だな。ただの馬鹿だ。
ただ、彼らは前を見ているだけなのだ。自分のやりたい方向に進んでいるだけなのだ。信念を持ってライヴをしているだけなのだ。たったそれだけのことなのに、私が勝手に必要以上の意味づけをしているんだ。肝心なものが見えなくなっている自分。ああ、情けない。
***
暗くて湿っぽい独白はこれで終わり。6月も半分過ぎた。後は上がっていくだけ。