10年前の写真がメールでやってきた
11/9、石田ショーキチ@名古屋のライヴに行ってきました。そのレポをあげる前に、これを書かねば。イッツミラクル。
ネットで知り合ったとある石田ファンの知人(関東在住)とライヴ前に待ち合わせしてお茶でもしようということになりました。待ち合わせ場所に行くと、同じライヴに行くという同行者がいらっしゃった。初対面。はじめまして。この方も関東にお住みということでしたが。
知人 「この人、三重県出身なんですよ」
私 「へえ、そうなんだー」
初対面の人(以下、初) 「**町出身です」
私 の 実 家 の 隣 町 じ ゃ な い で す か
初 「*高出身です」
お ん な じ 高 校 じ ゃ な い で す か
気を取り直そう。そういうこともあるよね、歴史ある伝統校だからね。年齢は5歳年下とのこと。在学期間はかぶってない。
私 「念のため訊きますけど、部活何やってましたか?」
初 「吹奏楽部です」
ち ょ っ と あ な た 部 活 の 後 輩 で す か !
何だこれ。名古屋で後輩に出会ったぞ。しかもOB会とかで会ったのではなく、紹介してくれたのがネットで知り合った関東在住の音楽仲間ってどういうことなんだよ!
えー、5つ下の後輩かー。きっと初対面じゃないなあ。どこかで会ってるわ。コンクールとか定期演奏会とか。下手すりゃOBとしてゴハンおごってたかもしれないぞ。
(初対面じゃないということで、以下「後輩」の「後」で)
私 「・・・パ、パートは?」
後 「***です」
パートは違ってた。私がやってたファゴット(バスーン)という楽器は隔年に1人しか新入部員を入れないから(楽器が2本しかないので)、かぶることはほとんどないはずだけど。
私の2つ下の学年にお互いが知っている人がいて盛り上がる。知ってる名前がポンポン出てきてどんどん会話が進んでいく。
ここまででも充分ミラクルです。あまりにも奇妙なシチュエーションに、引き合わせた知人は「何だこれ(苦笑)」という反応を示してるし、私も変な笑いしか出てこない。でも、まだこの先さらに展開するんですよ。
後 「教育実習に来てくれたトランペットの先輩が」
私 「それ、もしかして**? 同級生なんだけど」
後 「そうです!」
私 「じゃあ同じ教育実習に**や**がいたはず」
後 「あー、いらっしゃいましたね」
同級生で母校で教育実習をした、そこのあなたやあなたやあなた! 君たちのことを覚えてる人がいたぜ! 君たちの教え子かもしれないよ!
そしてとある事情から、10年前の私(初々しい社会人1年目)が写った写真を彼女の同級生が所持しているかもしれないということが判明。すると後輩がメールを打ち出した。
後 「同級生のファゴットの子に訊いてみます」
うわー、まじですか。同じパートだからどこかで会ってるかもしれないけど、全然覚えてないんだよー。名前を聞いても記憶になかった。それよりもこの人がその写真を持っていないことを祈ってました。だって10年前の写真なんて恥ずかしいでしょ! 写メールこわいよー。
メール着信。添付ファイルを開いてみると。
ば っ ち り 写 っ て る 写 真 が 現 存 し ま し た
自分、若いなー。今より5kgは痩せてたと思う。それにしても恥ずかしいなー。
後「じゃあファゴットの子に電話してみます」
と う と う 直 属 の 後 輩 登 場 !
ファゴットの後輩(以下「フ」) 「もしもし」
私 「私、5つ上でファゴット吹いてたんですけど、まさか覚えてませんよね」
フ 「**(私の下の名前)先輩ですよね」
な ぜ 下 の 名 前 を 知 っ て る ん で す か !
私 「会ったことありますかね・・・?」
フ 「たぶん。それよりもファゴットの棚に先輩の作文が貼ってあって」
作 文 ! ?
フ 「その作文がインパクトあって、名前を覚えてたんです」
い っ た い ど ん な 作 文 な ん だ よ !
えー、同級生または先輩・後輩の皆さま、わたし変な作文書いてましたっけ? 確かにおかしな女子高生でしたが(哲学と文化人類学に興味があって、好きな小説家は大江健三郎と三島由紀夫、好きなスポーツは相撲)、作文を部室に貼った記憶なんてないんですけど。自分でも覚えてないことで5つ下の後輩に記憶されてるなんて恐ろしい。まるでホラーだ・・・。
***
ということで、過去の自分を暴かれてしまった気がした日曜の午後。
その後、後輩と一緒に観た石田のライヴはとっても良かった! 後輩に石田ファンがいるなんて思ってもみなかった。素敵な音楽センスを持った後輩がいて、先輩とっても嬉しいよ!と綺麗にまとめておきます。
・・・しかしびっくりした。こんなことってあるんだな。
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コメント
えーっKeyさんファゴット吹いていらっしゃんですか??
私の大学時代の副専攻がファゴットだったんですよ!
3人いて私が一応第一ファゴットでした(一応少し名誉な事でした)それにしてもファゴットって極少数の人しか経験した事がないだろうから、これも凄い偶然のような気がします。
投稿: ぷるぷる | 2008/11/11 06:40
キャーーーーー!!!
何だそりゃーー!!
投稿: hiroheso | 2008/11/11 14:09
すげ〜〜〜〜〜〜
投稿: たえこ | 2008/11/11 21:26
ぷるぷるさん:
えー! これもすごい偶然! 音大に行ってらっしゃったんですか? この楽器は演奏者人口がかなり少ないですから、まさか!という感じです。
本当は吹奏楽部でパーカッションがやりたかったのに、ジャンケンで負けてしまって・・・。「じゃあどんな楽器でもいいや」という純粋でない動機で始めたのがファゴットでした。
でもやってみると面白い楽器ですよね。音色も素敵。癒されます。モーツアルトやウェバーのファゴット協奏曲のCDを持ってます。
吹奏楽部では1枚しか楽譜がないファゴットですが、オケでは1st、2nd~とあるんですか。1stを任されるなんてかっこいい! でも、オケでは無茶苦茶難しいソロを吹かされそうで怖いような気もします(笑)。ブラスバンドではリズムを刻むことが多いので、全然目立ちません!
高校を卒業してからは楽器にほとんど触ってません。高額すぎて買えないし、趣味として続けにくい楽器ですよね。
投稿: yama(Key) | 2008/11/11 22:04
ほらほら来た来た(笑)。同級生登場!
hirohesoさん:
こんなことってあっていいのか!と思いますよね。あなたの授業を受けた可能性があるんですよ、その人!
私は母校で教育実習をしなかったからセーフ!(笑) 実習の授業なんて今思うとひどい内容のはずだから、それを知ってる人が現れたら顔から火が出そう。怖いわー。
それより「作文」って一体何? 心当たりありますか? すっごく気になるんですけど。
投稿: yama(Key) | 2008/11/11 22:11
たえこさん:
あなたの名前は出なかったから、とりあえず安心してください(笑)。
本当にびっくりしましたよ! 話せば話すほど色んな話題がリンクしていって恐ろしかったです。教育実習の話題とか私の10年前の写真が出てくるとか、あり得ないって!
どこに行っても悪いことはできないなぁって思いました。いつどこでリンクするかわからん・・・。
投稿: yama(Key) | 2008/11/11 22:15
確かに、ファゴットは高額すぎます。
あのリードをつける金属の曲がった部分、あれだけで当時7万円。私の楽器は80万円(学校の部品で個人所有ではありません)
先生の楽器は〇百万円でした。触るのも怖かったー。
私は副専攻だったので、ソロのあるような難しい曲はオケ授業では一切なく・・・簡単なもののみ。そういう難しいものは何年もやってるちゃんとした専攻の人達がやってました。
「のだめカンタービレ」そのもの。
良く日が暮れても練習してました・・・昔話です。
投稿: ぷるぷる | 2008/11/12 01:28
すごいー!!!!!!


ちなみに私ホルン吹いてましたww
そして保育園からずっと学校一緒の友だちがファゴットでしたョ…
悪いこと出来へんてほんまですね…(((゚Д゚;))))
投稿: ちひろ | 2008/11/12 02:25
ぷるぷるさん:
私が高校で使っていた楽器も80万円しました。一度だけレッスンして頂いた先生の楽器は200万円。緊張しましたね。あの曲がった金属(パーツ名「ボーカル」)もリードも高いんですよね。完成リードが1本1,500~3,000円、貧乏高校生には辛かったです。リードを調達するのも大変で、通販で買ったり大阪や名古屋のヤマハで買ったりしてました。自作は難しくて断念。
私もコンクール前は朝から晩までずっと練習してました。いい思い出です。頑張ってたなーと自分でも思います。
投稿: yama(Key) | 2008/11/12 22:27
吹奏楽ネタだとたくさんコメントが付く傾向が。裾野が広い分野だと実感。
ちひろさん:
おお、ホルン吹きですか。すごいことになってきましたね(笑)。コメントを付けてくれる人の何人かは、現役(または元)ホルン吹きです。結構いるんだな。
でもファゴット吹きはそんなにいないはず。三重県内でファゴットを所有している高校(または中学校)ってそんなに多くないから。お友達にもよろしくお伝えください(笑)。
本当に悪いことできませんよ。歳を取る度に「世間は狭い」ということを実感します!
投稿: yama(Key) | 2008/11/12 22:35