アナログフィッシュを愛するすべての人と、アナログフィッシュを知らないすべての人へ
「Fish My Life」で涙し、ナノムゲンで心ふるわせたアナログファンの様子をいろんなブログで見ていると、何て優しくていい人たちなんだろうと思う。「Sayonara 90's」のメッセージ、すなわち「hope and love」があの日横浜アリーナにいた人にも届いていてほしいという純粋でささやかな願い。それが派手でもなく浮かれいるわけでもなく、静かで謙虚な筆でつづられている。そんな文章をこの数日でたくさん読んだ。書き手すべての人に感謝。温かくて心のこもった文章をありがとう。
住みにくい世界で小さくもがいているけど、良心を見失わないようにしている。大きなムーブメントではなく、手の届く範囲の日々の出来事を大切にしている。そんな小さな出来事の積み重ねが静かなムーブメントを起こすと信じている。想像力は世界を創り、世界を壊すから、頭ん中は自由だと思っている。だからいつの時代にも希望がある。
アナログフィッシュはそんな音楽を作っている。良心を持って歩んでいきたいと思っている人たちの味方になってくれる。たくさんの人に届いてほしいと私も強く願っている。
彼らの音楽には、ティーンエイジでロックに出会った時のような、一瞬にして周りの世界が変わるような衝撃はない。でも、聴き終えると目線の角度と高度が少しだけ変わって、新しく見えてくるものがあるだろう。静かだけれども鮮やかな変化。想像以上にこの世界はカラフルだったんだなって気づくはず。大人になってロックを忘れてしまった人、1枚のCDに心躍る経験を長らくしていない人、是非聴いてほしい。絶賛大プッシュ中です。
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コメント
ご無沙汰してます!
なんかわからないけど、グッと来ました。
自分も是非聞いてみたいと思います。
日々の喧騒に埋もれ、忘れてしまいそうな心を
取り戻せるような気分です。
最近は音楽も聞き手にまわってしまっていますが。
いつかはまた!という気分にもなれた気がします!
投稿: たけぽん | 2008/07/25 03:10
たけぽんさん:
この作品と同じような、意志に溢れた作品は世の中にたくさんあるのだと思う。
でも、いろいろと忘れちゃったり、見失ったりするんですよね。
忘れてしまっていることに気づくことも大切だし、思い出す術を知っているのなら大丈夫だと思う。
ともかくすぐに2,000円握り締めてCD屋へ!(安い!)
投稿: yama(Key) | 2008/07/25 21:19